乗鞍岳 らくらく紅葉登山

訪れたのは2017年10月1日 

Anko

そろそろ乗鞍岳の紅葉が見ごろみたいだよ!

Mochi

週末の天気は良さそうだし、行くしかないね!

土曜日の夜、Ankoの帰宅を待って出発。

乗鞍岳へは「岐阜県側のスカイライン」と「長野県側のエコーライン」を通って畳平まで行くことができるのですが、マイカー規制されているためそれぞれ専用のシャトルバスに乗る必要があります。もちろん、時間と体力がある人は麓から延びる登山道があるので歩いて登ることも可能です。

交代で仮眠をながら運転して、なんとか真夜中に乗鞍岳へのシャトルバスが出る長野県側のバス乗り場「乗鞍観光センター」の駐車場に到着です。深夜で7割りくらい埋まっている印象でした。眠いのですぐに就寝です。車内をフラットにして眠ることができるので快適です。

もくじ

畳平までバスで楽々登山

この時期、バス乗り場は早朝から混雑します。

朝、起きたら速やかにバスに乗る列に並びましょう。

駐車場から見える乗鞍岳。朝日を浴びてモルゲンロートです。ワクワクする美しさです。

しかし見とれている場合ではありません。

2人以上ならチケットを買う人と、バスの列に並ぶ人と手分けしましょう。

Mochi

バスの列に並んでいたときに後ろにいた人、Ankoの肩に頭を乗せる勢いでピッタリ並んでたんだよね。しかも3人組の1人なのに。前のめり具合にびっくりしたよ。

Anko


そうそう。あれっウチは3人組だったかな?って思ったよ(笑)

朝一番のバスに乗りたかったのですが、すでに行列ができていたし、そこまで前の方ではないし、いつのバスに乗れるのかなと並びながらちょっと不安になっていました。後ろにはこれまたすごい人数の行列です。

この後更なる行列が

始発バスの時間になると、行列の人数に合わせて続々と臨時バスがでたようで、待ち時間もなく順番にバスに乗ることができました。観光バスタイプのバスがずらりと並んでいる様子は、まるで修学旅行にでも出発する朝のようです。乗鞍岳の人気ぶりに朝から驚きました。

観光バスで快適に車窓の紅葉を眺めながら登っていきます。

乗り物に乗るとすぐに眠くなるAnkoもこの日は窓の外に見える紅葉の美しさに大興奮です。

畳平までの道中、数か所、登山道と交わるバス停があるので、体力や時間と相談して途中で下車して登山道を登っていくのも楽しそうです。

バスはまるで動く展望台

Anko&Mochiはこの日は畳平までバスで行きました。畳平までは約50分です。

畳平は広い駐車場になっていて、その周りに数件の山小屋兼土産物屋が並んでいます。

平成15年まではマイカーでここまで来ることができたそうです。当時からやはり乗鞍岳は人気の場所でたくさんのマイカーが押し寄せてきたために環境の悪化を懸念して規制が始まったようです。上高地もそうですね。自然を守りつつ自然と親しんでいきたいです。

ここの山荘の一角にちょっと展示してあったのですが、戦時中、乗鞍岳は旧日本軍が航空試験場を造ろうとして車が走れるように道路をつくり、その後観光用に整備されたという歴史があると。

山間の自然にあふれているこの乗鞍岳にそんな歴史があったことに驚きました。戦時中は美しい自然を破壊することも、歴史的価値のあるものを壊すことも、何も目に入らなかったのでしょうね。繰り返してはいけない歴史です。

畳平から剣ヶ峰へ

ひとしきり畳平を散策してようやく剣ヶ峰に向けて歩き始めます。

まずは手前にある冨士見岳に登ります。

しかし、振り返ると北アルプスの峰々がどどーんとすぐそこにはっきりしっかり見えていて、それに見とれてしまい前に進むことができません。

コースタイムを見ると冨士見岳は25分とかなんですけどね、ここまでだいぶかかりました。

はー 向こうもいいね。歩きに行きたい。

乗鞍岳に目をやると剣ヶ峰が見えています。

冨士見岳をいったん下ると、道は砂利の車道にと合流します。なにやら観測所や研究所があるそうなので、そちらの関係者が車でくるのでしょう。

ほぼ平らなその道をしばらく歩きます。

バスで来られて、道は平らで、標高の高い山の上にいるということを忘れます。

ホシガラスが飛んでいました。

乗鞍岳方の小屋までは平らな道が続きます。

そこから先は登山道らしい道になってきます。

家族連れや団体さんなど大勢の人が登っています。大賑わいです。

少し登ると肩の小屋が見下ろせます。

大きな小屋です。いろいろな建物があり、独特な雰囲気です。

ちょこっと穂高の山並みが見えています。

ザレたのと岩とがミックスした道を登りながらここでもついつい振り返ります。

乗鞍岳は標高は高いけれど気軽に来れる環境でもあるので、登山者というより、ちょっと山に登ってみようかと思って、という感じの動き易い服装の人も多く見られました。

ただ、標高が高くて空気が薄いので、団体で来ていてもガイドさんから、その様子ではこれ以上は連れていけないと止められている人もいました。甘く見すぎてはいけません。

先ほどバスで来た道がよく見えます。

紅葉はあのラインが綺麗ですね。

あの道に車の渋滞ができていたら、排気ガスでやられてしまってこれだけの緑は見られなくなっていたのでしょう。

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剣ヶ峰は大行列

剣ヶ峰への最後のひと登りです。

たくさんの人がいます。山頂に到着すると、記念写真を撮るための行列ができていました。

列の後ろの人が前の人の写真を撮ってあげる、という感じでみなさん順番に撮影していきます。

山頂の神社にお参りしてから列に並んで、Anko&Mochiも撮っていただきました。

恥ずかしがりなもので

後ろには御嶽山もよく見えます。

この日もお天気に恵まれて最高の山頂に立つことができました。感謝です。

少し下って、端っこでランチです。

この日のメニューはGWの旅先で購入したレトルトカレーです。

三朝温泉鳥取牛カレー

山にはカレーが似合います。山のカレーではこの「尾西の白飯」をよく利用しているのですが、もう少し量が少ないタイプも販売してほしいなと思っているMochiです。

権現池

山頂から少し下ったところに山頂小屋があります。売店としての営業のみだそうです。山のバッジやかわいい小物類も販売していました。

下山をはじめると少し雲が出てきました。

畳平に戻ってきました。ここからまたバスに乗って下山です。

バス待ちの列ができていました。

岐阜県側に行くバスと、長野県側に行くバスがあるので間違えないようにしましょう。

まとめ

乗鞍岳は大人気の山。特に紅葉の時期はどこも行列です。早起きしましょう。

長野県側のシャトルバス

岐阜県側のシャトルバス

下山後のお楽しみの温泉ですが、駐車場のすぐ近くの温泉が非常に混雑をしていたため、迷った末に、近くの「山水館信濃」という宿の日帰り入浴を利用しました。混雑もなく素敵な温泉に入れて大満足でした。

そして帰路、ちょっと遠回りして名物のソースカツ丼を食べました。分厚いお肉が美味しかった。

大満足の1泊1日でした。