大柳川渓谷 手軽に絶景滝めぐり

訪れたのは2021年6月17日

前日の晩、深夜に自宅を出発したものの中部横断自動車道が通行止めになっていたので静岡SAで車中泊しました。

朝、雨粒が車の屋根をたたく音と、涼しくて心地よい眠りから起きられずに結局寝坊です。

当初の予定を変更し、以前から気になっていた山梨県にある大柳渓谷に行ってみることにしました。

もくじ

大柳川渓谷駐車場

十谷集落のなかにある「鰍沢町駐車場」という無料駐車場を利用しました。

集落内に入ると道幅が急に狭くなりますが、駐車場は広くて安心できます。

基本、前向き駐車のようです。

実は、予定していた大柳川渓流公園駐車場の入り口を見逃してしまいここまで来てしまったのですが、近くにあるバス停のトイレも利用できますし、戻ってくるときにも便利な場所かなと思います。

駐車場の近くのバス亭の待合所内にトイレがあります。

バス停

ちなみに、予定していた大柳川渓流公園駐車場は、ヘリポートを通過して、集落に入る手前で左手に案内板と下り坂の入り口があります。道が細いようなので気を付けてくださいね。道は細いですが、駐車場は広いです。

大柳川渓谷 ハイキング

集落内の駐車場からスタートです。

駐車場の奥に大柳川渓谷への案内が書いてあるので迷うことはありません。

石畳の道を下っていきます。

ポイントにはちゃんと案内板があり、分岐には大きく書かれているので安心です。

遊歩道へと分岐します。ここから渓谷へと下っていきます。

どんどん下っていくと、渓谷沿いにある遊歩道と合流します。

滝めぐりの遊歩道は右て方向ですが、せっかくですし、徒歩5分ほどかな、すぐそこなので左手の階段を下りて進み渓流公園の駐車場間まで行ってみます。

大柳川渓谷では、キャンプやBBQは禁止と注意書きがありました。どこかでお湯を沸かしてコーヒーでも、と思って今したが、あきらめました。

この地図上の左の広い駐車場が大柳川渓流公園駐車場です。
スタート

改めて、渓流公園の駐車場からスタートします。

小さな橋を渡り進むと、まず一つ目の吊り橋です。

大きくて立派な竜門橋です。

この橋を渡り、苔の森を少し進むと次の橋が見えてきます。

先ほど下った階段ですが、下から見たらかっこいい吊り橋でした。

こんな橋を見たのは初めてです!

竜神橋といいます。竜が空に登っているようにも見えます。

階段状で、途中景色を眺めやすいようにテラスになっています。

この橋を渡りきったところが、集落内の駐車場から下ってきたところの合流地点です。

さて、滝めぐりコースへと進みます。

夫婦岩や大岩という見どころもあります。

どれがどれかはよくわかりませんでしたが、苔むした大きな岩がありました。

やませみ橋は、足元が透けて見えるタイプの橋です。ガッチリしているので怖くはありません。

ただ、このやませみ橋を渡っても行き止まりになっています。橋の上に立って足元を見てドキドキを楽しみましょう。

次に現れるのが、竜仙橋です。橋なのか?遊歩道なのか?というほどに階段あり、曲がり角ありのそれでも吊り橋なのが面白いです。

その橋の途中に見える「天渕の滝」は滑らかで美しい滝です。

天渕の滝を眺め、龍仙橋を渡りきると現れるのが、「足場屋さんの傑作階段です」(勝手に命名)

しっかり造られた階段なので安心して登れますが、見た目がアスレチックのようで面白いです。

この階段を上りきると分岐があります。

一方は「チャレンジコース

もう一方は「のんびり歩こうコース

チャレンジコースは奥の滝を見てまたこの分岐まで戻ってきます。

チャレンジコース

こちらの道は遊歩道というより登山道っぽいですね。

沢沿いを小さな滝を眺めつつ進み、小さな橋を渡り急な山道を進んでいくと、石垣が現れます。

その昔、集落があったのでしょうか。石垣の上には広く平らな土地があり、それが3段ほどありました。

ここを過ぎると分岐があります。

まずは左手、五段の滝へとなだらかになった道を歩いて行きます。ここまで、のんびりコースとの分岐から歩いて20分ほどです。視界が開け、着いた場所は五段の滝の何段目かの岩棚の上です。

これが五段の滝です!

五段の滝

五段の滝はとても爽快な滝なのでちょっとがんばってぜひ見てもらいたいです。

時間あればここでのんびり休憩するのもいいかと思います。

この後、まぼろしの滝と穴観音滝と書かれたところも立ち寄ってみましたが、木が生い茂っているせいか何も見えませんでした。

のんびり歩こうコース

分岐まで戻ってきて進みます。

遊歩道沿い、天渕橋あたりから右側を見下ろすと美しい渕があります。

ちょうど平たい岩のスペースもあり、夏の暑い日に泳いだら気持ちよさそうに見えました。(実際は下りる場所はありませんし、危険かと思います。)

次に現れるのはかわせみ橋です。

左を覗くと小さな滝があります。

この橋を渡ったところにあるのが「龍馬渕」です。

こちらはちょっと暗くて渕の前後に滝があるために水流もあり、見た目に怖い感じもします。

ここからちょっとだけ登って100と数十メートルほど歩いて観音橋を渡ります。

そうすると、東屋があり最後の見どころの観音滝です。

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もみじ橋から
おまけ

滝めぐりはこの観音滝で終わりになります。

ただ、ここから先へともう一本「もみじ橋」というつり橋があり、そこから見下ろすと、観音滝ともう一本の滝が淵に流れ込んでいる様子が見られます。

そしてそのまま橋を渡って進んでいくと「天狗の岩風呂」という建物があります。

渓谷を眺めながら入浴できていいなと思ったのですが、十谷荘の宿泊者専用のようです。

ただ、その十谷荘も休業だか閉業してしまったようなので、ぜひこの温泉だけでも使えるようにしたらいいのになと思いました。

この天狗の岩風呂の前の階段を上がると車道に出ます。

再び渓谷沿いに歩いて戻ってもいいですし、お好みで。

集落内の駐車場に車を停めている場合、この車道を歩くとあっという間に駐車場まで戻ることができます。

途中、「温泉民宿 山の湯」があり、ここの露天風呂に入ってみたかったのですがこの日は定休日ということでした。

温泉には入れませんでしたが、ここからの眺めも良かったです。

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まとめ

  • この日はチャレンジコースも歩き、じっくりゆっくり歩いて2時間半ほどでした。
  • 短時間で歩けるコースなので、手軽に大自然を満喫したい人におすすめです。
  • 滝が好きな人にはぜひ訪れてほしいです。
  • 駐車場は大柳川渓流公園と集落内とどちらも無料です。戻ることを考えるとおすすめは集落内の駐車場かなと思います。
  • コンビニや商店はありません。
  • 大柳川渓谷を要する十谷集落にある温泉「山の湯」や食事のできる「つくたべかん」という施設もどうやら木曜日が定休日のようです。
  • 国道52号線から十谷集落へと向かう途中に「かじかの湯」という日帰り温泉もあります。こちらも木曜日が定休日のようです。
  • 食事は52号線への手前に「手打生蕎麦 柳」があります。こちらは木曜日も営業しており、蕎麦はもちろん定食や丼ものなど品数が多くて美味しいです。
  • 十谷集落へと向かう途中、「不動滝」という案内が出ています。こちらも大きくて素敵な滝なのでぜひ立ち寄ってみてください。
不動滝

この日の温泉

ちょっと足をのばして山梨の「みたまの湯」へ。

フォッサマグナからの鉱物泉の源泉かけ流しの温泉です。

コーラのような薬草のようなそんな色をしたお湯です。

露天風呂は広くて、高台に立地しているために甲府盆地をそれを取り囲む山々を広く見渡すことができます。

まさに絶景温泉です。

山に登る人ならば、登った山々を眺めながら山を制覇した気分にもなれますよ。

施設の入り口には野菜の直売所があるので、新鮮な野菜をお得に買うこともできます。

この日は閉店直前でしたが、完熟のプラムと大きなズッキーニを購入できました。