日向山 山上のビーチでホットサンド

訪れたのは2021年6月

もくじ

日向山 駐車場

日向山に登山する際、利用できる駐車場は2か所あります。

矢立石駐車場

日向山の山頂に近い駐車場です。きちんと線に引かれた駐車場というよりは林道の広いスペースに車を停めるような場所です。

駐車できる台数も少なく、満車の際には車の転回にも困ることもあるようです。

尾白川渓谷駐車場(市営無料駐車場)

舗装された広い駐車場です。

24時間利用できる綺麗なトイレがあります。

トイレ

売店があり、日向山と尾白川渓谷と甲斐駒ヶ岳のバッジが販売されています。冷たい水で冷やされたラムネも売っていました。

矢立石駐車場より片道50分ほど歩く距離は長くなりますが、広くて便利なので断然こちらの駐車場を利用することをおすすめします。

日向山登山

尾白川渓谷駐車場の奥から出発です。

途中までは日向山、尾白川渓谷、甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根登山道と共通します。

入り口には登山届を出すポストもあります。

キャンプ場もあるようでした。

日向山へはそのキャンプ場の売店を通り過ぎてすぐ、右手に進みます。

案内がちゃんと出ているので、それに沿って進みます。

新緑の木漏れ日の中を歩いて行きます。

道はしっかり明瞭です。

てくてく歩いていると、不思議なものがありました。

昔の炭焼きのあとか何かでしょうか?しかし、ホビットの家の跡にも見えなくもないような...。

一か所だけではなく、いくつかありました。

そんな風に歩いて行くと、登山道は林道へと出くわします。

しばらく林道を歩きます。この道は矢立石駐車場へと続く道です。車が通ることもあるので気をつけましょう。

林道を歩くのはここだけです。

しばらく林道を歩いて行くと、再び登山道へと入る案内があります。

再び登山道を登っていくと、矢立石駐車場に出ます。

ここまで約50分です。

この矢立口もまた登山口なので、いろいろと注意書きがあります。

矢立石駐車場から日向山山頂

登山道ではなく、ハイキングコースだそうです。

地元の小学生なども学校登山で日向山に来ることがあるそうです。

余談ですが、Mochiの育った町には登山という文化が無かったので「学校登山」という言葉がとても新鮮です。

歩き始めてみると、ここまで歩いてきた尾白川渓谷駐車場から矢立石の道のりよりも緩やかに感じます。

矢立口を起点として、ポイントごとに標識もついていました。

全般的に言えますが、このコースには展望がありません。

ずっと樹林の中を歩いて行きます。

森の匂いをかぎ、新緑や紅葉を楽しみながら歩きましょう。

10/9のところに何かありました。

雨量観測計だそうです。

ここを過ぎると日向山の山頂はすぐそこです。

日向山の山頂は驚くほど樹林の中で特徴のないところです。

それでもかわいい標識が建っていました。

さあ、山頂に着いたからってこのまま引き返してはいけません。

なだらかな道をもうすこし進みましょう。

木立の中にも休憩できそうな場所がたくさんあるので、日差しが強かったり、風が強い日はこの辺りで休憩をとるのもいいかもしれません。

そしてこの先、

ぽっかり開いた青空の方へと歩いていくと、そこには...

山上に白い砂浜が広がっています。

こちらは八ヶ岳方面です。ちょっと雲がかかっていますね。

反対の方へと目をむけると、

憧れてやまない甲斐駒ヶ岳をすぐそこに見ることができます!

視界の開けるとても気持ちのいい展望台のような場所です。

山上のビーチとも呼ばれています。

ここにも山頂標識のようなものがありました。

日向山は山梨百名山なんですね。

地形が面白いです。

凄い斜面に動物の足跡がたくさんついています。鹿とかでしょうか。

Anko&Mochiが到着した時には誰もいませんでしたが、この後、ランチ休憩をしているあいだにだんだんと賑わってきました。

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山でランチ

日影で休憩しようと座ったところが、ちょうど甲斐駒ヶ岳を見ることのできる特等席でした。

山のホットサンド

用意するもの

ガスコンロ、ホットサンドメーカー(直火用)、食パン、好みの具材

この日の具材はレトルトのハンバーグとポテトサラダ、そしてマシュマロとチョコレートの2種類です。

甲斐駒ヶ岳を眺めながらホットサンドを作れるなんて楽しすぎます。

ハンバーグは袋の中で潰してから入れた方がいいです。

ラーメンとか汁ものだと暑く感じてくる時期、おすすめのメニューです。

いつも前日の夜に出発するので、冷蔵品への心配がありましたが、保冷バッグの中に更に100均の保冷バッグと保冷剤を多めに入れてきたら問題なしでした。山へは保冷剤を抜いた100均の保冷バッグに保冷剤代わりのジュースを入れて持っていきます。

下山は来た道を戻る

以前は不動の滝や渓谷を周る周回コースがありましたが、2021年6月現在は途中の道が崩落していて通行止めとなっています。

下山は来た道を戻りましょう。

まとめ

日向山への登山には尾白川渓谷駐車場がおすすめです。ここまでなら道も細くありません。

綺麗なトイレのある駐車場は登山前、後にも安心です。

尾白川渓谷駐車場から矢立石までの方が、矢立石から山頂までの道のりよりもやや急です。

下山時、すぐ左手に林道が見えますが、林道を歩くポイントは一か所だけなので間違わないようにしましょう。まあ、どちらからでも戻れますが。

おまけ

暑い時期なら下山後に尾白川渓谷駐車場から15分ほど渓谷を歩いて千ケ淵まで行ってみましょう。

小さな滝と美しい淵があります。

千ケ淵

登山靴を脱いで足を浸すとシャキッとリフレッシュできますよ。

でも冷たくて長くは入っていられません。

この日の温泉

尾白川渓谷駐車場から車で10分ほど。「尾白の湯」を利用しました。

公園やキャンプ場などを有する広い敷地内にある温泉施設です。

建物内には土産物コーナーや食事処もあります。

内湯、サウナ、露天風呂と充実しています。

とくに、2つある露天風呂のうちのひとつ「赤湯」と呼ばれている方は源泉かけ流しで、成分がめちゃくちゃ濃くて、空気に触れることで赤く変化しているお湯だそうです。

登山の後で成分の濃い温泉に入れるなんて、体にとっても効きそうです。

ゆったりとした施設でおすすめです。