尾白川渓谷 南アルプスの天然水を浴びに

訪れたのは2021年7月11日

もくじ

尾白川渓谷のある場所

尾白川渓谷がある場所は、山上のビーチで有名な日向山と、甲斐駒ヶ岳に登る過酷で評判の黒戸尾根の間にある渓谷です。

以前は日向山へと通じてましたが、数年前の台風で登山道が崩壊し、不動滝までしか行くことができません。

雨の多かった最近、雲の出やすい日、滝を見るにはいいかもということで行ってきました。

尾白川渓谷の駐車場

駐車場は、尾白川渓谷市営駐車場です。以前の日向山登山の時と同じです。

舗装された駐車場と、未舗装の駐車場がありとても広いのですが、この日8時半ころに到着した時点で7割ほど埋まっていました。

ここはトイレが綺麗なのが嬉しいです。

スポンサーリンク

尾白川渓谷滝めぐり

不動滝へ行く道は途中の神蛇滝までは一方通行となっていて、登りは滝めぐりの渓谷道、下りは尾根道を歩きます。

コースタイム目安は駐車場から不動滝へ、
渓谷道経由(登り)約130分、尾根道経由(下り)110分です。

スタートは日向山、黒戸尾根、尾白川渓谷も同じように歩き始めます。

まず、キャンプ場の売店のところで日向山は右へと登り始めます。

黒戸尾根と尾白川渓谷はもう少し先、まずは竹宇駒ヶ岳神社でお参りします。

この神社の手前にもトイレがあります。

神社をすぎるとつり橋を渡ります。

頑丈そうなつり橋です。

つり橋を渡ると、黒戸尾根へはそのまま登山道を進みますが、尾白川渓谷へは右に進み河原に下ります。

大きな石がゴロゴロしているが傾斜はない道を進むと千ヶ淵です。

以前、日向山の帰りに寄った時よりも水量が多く、奥の左手に見える滝も勢いよく流れていました。

時間帯、日の当たり具合で雰囲気の変わる場所です。

渓谷をさらに進むにはこの淵の手前から登山道へと少し登ります。短い距離ですがちょっと登りにくいので注意してください。

そして登山道に上がると、注意書きがあります。

「これより先は登山道です。登山装備でお願いします。」

すぐに、頑丈な階段が現れます。

標高を稼ぐように登っていく階段です。

まずは旭滝を目指します。

遊歩道というよりは明らかに登山道な道を登っていきます。

途中、看板は出ていないのですが、水量が多く迫力があり、すっかりこれが旭滝だと思ってしまった滝があります。

滝もさることながら、手前の大きな岩が、スパッとどこかから切り離されて転がっている様子がまた大自然のパワーを感じられます。

名もなき滝

滝を眺めるのにちょうどいい岩場もあります。

この滝をすぎ、またしばらく歩いて行くと「旭滝」の案内板が立っていました。

旭滝

その看板のあたりからは滝は見えないので戸惑いましたが、看板の後方へ歩いて行き、岩場を慎重に下りていくと、凄い水量の滝が現れました。これですね。

ここも滝の前にちょうどいい岩場がありますが、ちょっと近寄るだけで土砂降りの雨にあたったようにびしょ濡れになります。

旭滝

こんなに迫力ある滝を危うくスルーしてしまうところでした。

ここから少し登ると百合ヶ淵に出ます。

深い淵が見下ろせる場所です。

百合ヶ淵から先はちょっと急になります。

鎖場というと、大体は岩場を想像しますが、ここは木の根っこです。

木の根っこが階段状になったところは山でよく見ますが、ここまで急な木の根っこ場は初めてかもしれません。

途中から見下ろしたところ

これを登ると神蛇滝に出ます。

神蛇滝
ブレてますね。

いろいろ昔話がありますね。

神蛇滝を見るには、ちょっとした肝試しのような橋を渡ります。

この橋を渡って岩の上に立つと、神蛇滝を見下ろせます。

神蛇滝

神蛇滝からその先の不動滝方面と下りの尾根道の分岐までは平坦です。龍神平というあたりですね。

不動滝を目指します。

道は全般的に細く、片側が落ちているところが多いので、慎重に歩きましょう。

崩れてしまっているところもありますが、迂回路が造られているので通れます。

細かいアップダウンを繰り返し、何か所かある足元透け透けの橋を渡り、歩いて行くと、不動大橋に出ます。

以前はこの橋を渡り、更にその先へと続く登山道から日向山のビーチへと行くことができました。

今はこの橋を渡り、左手に進むと不動滝に行けます。そこまでです。

不動滝

岩に隠れて全貌は見えませんが、それでもこの日のメインにふさわしい迫力があります。

滝の手前にある岩、実はロープが取り付けられていて登ることができます。

濡れていると滑りやすいので慎重に。

その岩に登ると不動滝の全貌が見ることができます。

不動滝

しぶきに虹がかかり美しい光景です。

ただ、こちらにまでしぶきがもの凄いくるので、あっという間にびしょ濡れになります。

真夏の天気だったこの日はそれも爽快で気持ちの良いものでした。(Anko談)

ちょうどいい岩があったので滝を眺めながら休憩します。

この後、登山靴を脱ぎ、岩から降りて足を水に浸しました。

冷たくてシャキッとリフレッシュできて気持ち良かったです。

流れと水量があるので泳ぐと危険です。

こんなに気持ちの良いところなのに誰もいなくてのんびりできました。

下山は来た道を戻り、分岐から尾根道を下りました。

尾根道は全般的に歩きやすいですが、黒戸尾根と合流してからはやや急な階段状の道になります。

まとめ

  • 尾白川渓谷の道は日向山に登る登山道よりも細く険しい登山道です。
  • 尾白川渓谷は一方通行です。
  • 岩場などは濡れていると滑りやすいので注意が必要です。
  • 涸れた沢を数か所通過します。雨の後などは注意しましょう。
  • 朝の駐車場にはたくさんの車が停まっていましたが、この日尾白川渓谷ですれ違ったのは3組だけでした。大多数の人は日向山に登っているようでした。
  • 尾白川渓谷、日向山、甲斐駒ヶ岳のバッジは駐車場の売店だと1000円、キャンプ場の売店だと800円で販売されていました。

この日の温泉

前回の日向山登山の時と同様に「尾白の湯」を利用しました。

尾白川渓谷駐車場から近いので、汗だくの体を早くさっぱりさせたいこの時期ありがたいです。

名水公園の中にあり、たくさんの親子連れで賑わっていました。

温泉は15時過ぎると混雑しはじめてきました。

この日のご褒美

山梨県は桃の産地、そして今は桃のシーズン!

というわけで桃を買いたいなと思ったのですが...

アトリエアニーズに桃のパフェを食べに来ました。

実はこちらのお店、一年前にも来たことのあるお店で、雰囲気もよく桃がたっぷり使用されたパフェがとっても美味しいのです。

目立つのはおとなりのケーキ屋さんの方ですが、その隣にある「アトリエアニーズ」というカフェの方です。

季節のフルーツを使った種類豊富なパフェを食べることができます。

嬉しいのは暖かいほうじ茶と美味しいアイスコーヒーがおかわり自由なことです。

Anko&Mochiには場違いなくらいにかわいい店内です。

手前は桃といちごのパフェ、奥は桃のパフェです。最後のひと口まで美味しくて幸せなひとときでした。(^^♪

白根ICにも近いので便利です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です