訪れたのは2019年7月25日~26日
ずっと行きたかったのですが、毎年のニュース映像に映る行列にしり込みをしていました。でもこのときはAnkoが平日に休めそうということでいざ。
もくじ
富士宮ルート
自宅から行きやすい富士宮ルートで登ることを決め山小屋を、、、山頂の小屋と迷ったのですが、「九合五尺の胸突山荘」に予約を入れました。
夜中に、、今回の車中泊スポットであり、富士山登山者用の駐車場である水ケ塚公園駐車場に到着。夜中にも関わらず係の方がいて、「バスに乗るなら向こうに停めるといいよ」というアドバイスまでいただけました。さすが日本一の山ですね。
さて、いくよー
初日は九合五尺までなのでのんびり起きて準備です。
チケットを購入しバスに乗り込みます。
あっという間に五合目に到着です。標高2400mあります。
一気に高度を上げたので、ここで体を慣らすために休憩します。
ふと、近くで準備をしているグループを見て驚いたのですが、この五合目でも登山用具のレンタルがあるようで、たった今そこで借りてきたザックをパッキングして、今ここで初めて背負って出発するようです。こういうところも富士山なのでしょうね。
テントがあり、富士山協力金へのお願いを言われました。
先ほどAnkoがオンラインで申し込みを済ませていたのですが、そのことを伝えるのもなんだか払わない言い訳に聞こえていないかちょっと心配になりました。小心者です。
富士山五合目から出発です。ガスの中ですが山頂は晴れているようです。
砂地の道をゆっくりとまずは6合目を目指します。
ここで金剛杖を購入。短めのものをチョイス、焼き印を集めながら登ることにします。
焼き印は小屋にもよりますが300円~500円で押してもらえます。
Ankoはスタンプが大好きなので、このために100円玉をたくさん入れた小銭の財布を用意してきました。
たくさんの人が登っていますが、渋滞するほどではなくマイペースで快適に歩けます。
八合目、ガスの中ですね。1合目ごとに小屋があるなんて新鮮で楽しいです。
富士山の山頂には富士山本宮浅間大社の奥宮が祀られています。
8合目から上がその境内となるようです。
ガスに包まれている感じといい神々しい世界に足を踏み入れる気分です。
お賽銭でしょうか。小銭がたくさん挟まっています。
九合目、焼き印がだいぶ集まってきました。
標高3590m、九合五尺「胸突山荘」に到着です。ここに泊まります。
1合目ごとに止まって焼き印を押してもらいながら、すごーくゆっくり登ってきたのですが、なんとほぼコースタイムでした。
山によって、調査した人によってコースタイムはだいぶ違うものですね。
こんなに標高の高いところで泊まるのは初めてなのでワクワクします。
しかし、混雑も心配です。
元気のいいお兄さんたちが迎えてくれました。お世話になりました。
夕食のカレーは少なめです。ちょっと足りなかったので持っていたお菓子を食べながらのんびり。
胸突き山荘は寝袋スタイルです。寝袋は一人一枚ありますが、敷布団は一人一枚はありません。
この夜、うす暗くなってから到する人もいましたが、ここが全部埋まることはありませんでした。
お隣の人に気を使って寝たら結局敷布団の隙間で寝ていました。ちょっと背中が痛かったけどまあこんなもんですね。
トイレは小屋の隣です。一度外に出ますがきれいなトイレでした。お香が焚かれていたのがまた良かったです。
富士山頂でご来光!
翌朝は三時頃に出発です。ボケーっとしながら準備をして外に出るとたくさんの人が歩いていました。昨日の昼間よりも多い人じゃないかな。やっぱり富士山は特殊な山ですね。
ヘッデン行列が見えます。これが富士山ですね。この明かりの一つになる日が来るとは。Anko&Mochiは感慨深く歩きはじめます。でもすぐ後ろから「がんばろうねー!よいしょー!よいしょー!」と大声で誰かを励ましながら歩いているグループがいたので、気持ちを全部持っていかれました。これも富士山ですね。
そんなこんなでお祭り状態で登るのが富士山なのでしょう。
真っ暗な山頂に着き、朝日岳のあたりでご来光を待つことにします。
ダウンとフリースと手袋とニット帽とレインウェア、全部着込んでも寒いです。
ご来光出てきたーのタイミングで雲が出てしまい、丸い朝日を見ることはできなかったのですが、満足です。雲海もまたかっこいいです。
しかしこのあと、急に大粒の雨が降り出しましたー。寒いよー。
寒くてもう下山しようかとも思いましたが、とりあえず山頂の扇屋さんでうどんを食べることにしました。飲食店があるなんて富士山の山頂ってすごいですね。
雨に降られながら列に並んでいるとき、ふと前の人を見ると、普通の普段着?普通のパーカー着てるけど?若いカップルでしたが防寒具などは持っていないのでしょうか?せめてフード被ればいいのに、とちょっと心配になりましたが、これが富士山なのでしょう。イヤダメダロ。ほかのどの山より冷えるのに。ヘタスリャシヌヨ。
あったかいうどんが美味しかったー。食事中に外の雨の勢いが強くなりました。
この日、富士登山競争の開催日でしたが、この雨で山頂コースは中止になったようです。うどんを食べている目の前でそんな会話が聞こえてきました。雨に濡れた登山道は滑ることもありますし安全第一ですね。
こちらのお店で登山記念のバッジを購入したのですが、ここ、日付を刻印してくれるんですよ。記念日でもあったのでMochiは大喜びです。ヤッター
そして剣ケ峰へ
外にでると雨が上がっていました!
行こう!行こう!
雲も切れてきたので、お鉢めぐりに出発です。楽しみにしていたのでワクワクです。
お鉢めぐりコースは一周約90分、人が少なくて快適な散歩道です。
お鉢は想像以上にダイナミックな光景がみられて大興奮です。いつも遠くから見る富士山は青くてすらりとしたイメージでしたが、本来は噴火によって荒々しく削られた赤黒い砂礫の山なんですね。
噴火口の荒々しさ、反対に目をやると広がる空と雲の天空の絶景。なんてところなんだろう。
富士山に登ったのならぜひお鉢めぐりをしてほしい。この絶景を見ないままに富士山に登ったと言うのはちょっと中途半端かもしれない。そんなことを思ってしまいました。
やりました!とうとう来ました。日本で一番高い場所です!
日本には素晴らしい山はたくさんありますが、それでも一番い地点はここ。
そこに立っています。不思議な気分ですね。
頂上浅間大社奥宮にお参りです。
こちらでも焼き印(ではなく、力強いスタンプ)をいただきました。
色が赤いのは富士山の土を混ぜているためだそうです。ありがたいです。
隣の郵便局では記念のはがきに押せるようにスタンプがたくさんありました。
スタンプ大好きなAnkoはにやけながらたくさん押していました。
青空が広がり、伊豆半島が見えます。
こんな角度で伊豆半島が見られるなんて不思議な感覚ですね。おもしろいです。
朝の雨の中にいた時にはもう下山でもいいなんて思いましたが、そんなことしなくてよかった。
大満足で下山へ
下山は御殿場ルートです。
御殿場ルートを下り、宝永山の手前から富士宮ルートへ戻ります。
この日に予定していた富士登山競争が中止になったためか、ただトレーニングのためか、マラソンスタイルで猛烈な勢いで登ってくる人がいました。Anko&Mochiは景色を眺めつつののんびりスタイルなので、その勢いにスゴーイと呆然としてしまいます。
小屋によりつつ、焼き印をいただきつつ下山します。
途中、Ankoが中で焼き印をもらっている間、Mochiが外のベンチで休んでいるとき、自衛隊の集団も下山してきて、一瞬Mochiの両サイドにずらりと座って休憩をとったんですよね。その様子を中から見ていたAnkoに救助された遭難者みたいにだったよーと笑われました。
富士山の山小屋には焼き印だけでなくスタンプをこっそり置いているところもあるのでAnkoは見つけるたびに楽しそうです。スタンプは小屋によって無料だったり有料だったりします。
山中湖が見えます。あっちことこっち、別世界ですね。
御殿場ルートの砂走をざっくざっくと走って下っていくと分岐があります。
ここで富士宮口へ。(御殿場口に下りてしまってもバスで戻れます。)
その先には宝永山の馬の背が見えています。
ゴールまであと少しです。
五合目でゴールしたら、バスで水ケ塚駐車場へ戻ります。
水ケ塚公園駐車場に戻ったら、隣接の「森の駅」で富士山ソフトをいただきました。かわいい!
登山の後のソフトクリームは最高です。
他には富士山メンチカツ、富士山コロッケ、溶岩からあげなどの富士山メニューがありますよ。
まとめ
- 開山期間は短いので計画的に。
- 装備はきっちり。雨具、防寒具、食料、水。
- 水ケ塚公園塚公園駐車場は富士宮ルートへ行くのに便利な駐車場です。
- 水ケ塚公園駐車場 1000円/台 1000台駐車可
- 山小屋(山室)は必ず予約をしましょう。
- 富士宮ルートと御殿場ルートは周遊できます。
- 富士山へは100円玉をたくさん持っていくと便利です。
- 最新の情報を確認してから行きましょう。
お鉢めぐりに行こう!