粟ヶ岳 「茶」文字の山

Anko&Mochiは普段からお茶が大好きでよく飲みます。

静岡県の国道1号線を下り方面、もうすぐ道の駅掛川というあたりを走行しているときに、山の斜面に「茶」という文字が見えるポイントがあります。

ずっと気になっていた場所ですが、どうやら登れる山らしい。ということで行ってみました。

もくじ

粟ケ岳とは?

粟ケ岳 標高532mの低山です。コースタイムは登りで約1時間とお手軽です。

粟ケ岳のある掛川市は茶畑がひろがるお茶の産地です。ここ東山地区では「茶草場農法」という世界農業遺産に認定された特徴的な農法でお茶が造られている貴重な場所でもあります。

登山口に向かう途中、たくさんの製茶工場があり、車の窓を開けて走行していたらお茶のとってもいい香りがしてきました。

山頂までは車で行くことも可能ですが、道が細いので運転に細心の注意が必要です。

麓に「東山いっぷく処」というお店があり、その横に十数台分の駐車場があります。車はそこに停めました。

お店を覗いてみると、お店の人が「お茶を飲んでいきな」って言ってくれて。美味しかったです。

はじめてきたと知ると、粟ケ岳のことや、周辺の見どころを教えてくれました。

週末はすごく混雑して、臨時駐車場もできるそうです。

お店では、この辺りで作られているお茶や、湯飲み、地元の野菜などを販売しています。粟ケ岳のバッジもあります。

あたたかなおもてなしを受けてほっこりします。

Anko&Mochiはここで茶まんじゅうを購入して、山頂でのお楽しみとすることにします。

粟ケ岳に登ってみた

歩き始めるとすぐに集落はおわって茶畑にでます。

普通の道とめっちゃ急な道の分岐があります。山頂への標識はめっちゃ急な道を指しています。

地元の方の心遣いを感じるようなあたたかな標識です。ポイントごとにあるので迷うことはありません。

足元は舗装されています。この道を軽トラが走ることもあるのでしょうか。

茶畑のひろがるのどかな光景の中を歩きます。

今年のお茶の収穫はもう終わっています。

お茶の木の畝をみるとぽつぽつと白いものが付いています。

近くで見てみると花が咲いていました。

お茶の花を初めて見ました。小さな白い花ですが、椿に似ています。知らなかったし、気にしたこともなかったのですが、お茶の木ってツバキ科ツバキ目なので椿の仲間なんですね。花が椿に似ていて当然です。

可憐な花です

お茶にの収穫時期には茶摘みを見られたりするのでしょうか。最近はほとんど機械でバーっと刈る方がメインでしょうかね。

テンポよく標識があります。茶畑は見晴らしはいいのですが、この標識がないと似たような坂道が多いので迷ってしまうでしょう。

茶畑が終わるあたりで一度、車道を横切ります。

車道を渡ると道は登山道らしくなります。

よく整備された道で歩きやすいです。

ひと登りしたら、折れてしまった楠?の古木があります。朽ちてしまいそうな木ですが、実物はなかなかの迫力です。ベンチがあるので休憩ポイントとしても良さそうです。

山頂が近くなると神社があったような跡があります。

山頂の神社と関係があるのでしょうか。

灯篭の間を通って行きます。

イチョウの木があり、すべて落葉していましたが、もう数日早かったら一面鮮やかな黄色の絨毯が見られたかもしれません。

さらに先を登って山頂までもうすぐのところに、見どころポイントがあります。

麓の茶屋で岩場があるよと教えてもらっていた場所です。

苔むした大きな石がごろごろある場所にこんな案内がありました。

この案内によると、人は亡くなると清められて神となり昇天するようです。

地獄穴については、、、ぜひ実際に覗いてみてください。

ここまで来ると山頂の「阿波々神社」(あわわ神社)に着いたも同然です。

粟ケ岳の山頂とは

あわわ神社っておもしろい響きですね。

この粟ケ岳一帯はこの阿波々神社の境内になるようです。1200年以上もここに鎮座している由緒ある神社とのことです。

粟ケ岳の最高地点はこの本殿の裏手にあります。建物の左右から道があります。

YAMAPの山頂標識なんて初めて見ました。YAMAPアピールが凄いですが、誰かがもってきたのでしょうか。

山頂自体は木々がありなんてことないので、見晴らしの良い方へ向かいます。

茶畑が広がる方の山頂には新しくできたカフェがあります。その名も「かっぽしテラス」オープンカフェのような造りだからか雨天はお休みのようです。

2階のテラスからの眺めは良くて、富士山静岡空港や富士山、南アルプスなどが見渡せます。(この日は天気は良かったのですが、遠方はかすんでいるかんじで富士山は見えませんでした。残念)

1階には無料でお茶のサービスがありました。茶どころでのこういうサービスは嬉しいものです。

カフェでは数量限定のおしゃれなランチプレートやカレー、お手頃なうどん、そば。時間限定でお茶セットなどがあります。

茶畑が見渡せる席で天ぷらそばをいただきました。美味しかったです。のんびりしたくなる場所です。

麓からもってきた「茶まんじゅう」はお茶の濃い香りがしてとても美味しかったです。粒あんとこしあんの2種類があります。ここでも販売していました。

新しい施設なのでトイレもとっても綺麗です。これは嬉しいです。

下山は車道を歩くと「茶」文字の中を通るとのことで車道と交差ポイントまで歩いてみましたが、遠くから見ると巨大な字ですが、近くで見るとなんだかわかりません。

ただ、足元は舗装路なのでさくさく下っていけます。茶畑をぬけ30分ほどで下山できました。

まとめ

  • 粟ケ岳は往復2時間もあれば手軽に登れる山です。
  • この日はいませんでしたが、サイクリストもヒルクライムしによく来るようです。
  • 山頂の「かっぽしテラス」は気持ちのいい展望台です。
  • ただ、訪れたのは平日だったのでちょうどよいくらいの込み具合でしたが、週末は車がごった返すと聞いたので、このカフェも大変な混雑が予想されます。規模としては小さなカフェなので、車は下の駐車場に停めて、お弁当でも持ってのんびり登ってくる方が楽しめるかもしれません。
  • 交通量が多いときにあの細い道を車ですれ違いながら来るのはかなりのストレスになると思います。すれ違う場所も多くはありません。
  • お茶が好きな人にはぜひ訪れて、茶畑、お茶の香り、お茶、を堪能していただきたいと思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です