訪れたのは2016年11月16日
どんな船?ワクワクする!行ってみよう!
こうしていつものように土曜の夜に出発し、夜中に今回の車中泊スポットである「道の駅 花のいわや」に到着し、即就寝します。
翌朝は道路を横断するとすぐにある砂浜で深呼吸して、「花の窟神社」にお参りしてから楽しい日曜日のスタートです。
良いお天気です。
近くでパン屋さんを見つけて朝ごはんにします。
ここから1時間ほどドライブです。
もくじ
瀞峡ウォータージェットにいざ乗船
訪れた日はバスツアーの団体さんで賑わっていました。中国語も聞こえていましたね。
こちらは広い駐車場がありお土産の品揃えも多く、レストランもあるのでちょっと立ち寄るだけでも楽しめますよ。
チケットを購入し、乗船の案内に従って細長い船に乗り込みます。
ワクワクしてつい顔がにやけます。
往復約2時間の船旅のはじまりです。(なかなか長いですよね)
出発すると心地よいスピード感です。時速40㎞ほど出ているそうです。
まずはのんびりした雰囲気の川面を進んでゆきます。
音声ガイドが流れ、見どころに沿って説明を聞くことができます。
この辺りは数年前、台風による大水害に見舞われた地でもあります。ニュースなどでもかなり目にしていたのですが、目の前の川はとても穏やかな流れなので、にわかに同じ川だとは思えませんでした。ここのところ、台風に限らず日本の各地で大雨による災害が増えています。毎日慣れ親しんでいた川が濁流であふれかえる光景はとても恐ろしいです。Anko&Mochiが住むところも近くに川が流れています。度々もし氾濫したらどうするかの話をしています。
瀞峡 瀞八丁へ、そしたらまさかの
船は一番の見どころ、『瀞八丁』と呼ばれる大峡谷へとすすんでいきます。
周囲の崖が高くなってきました。
音声ガイドが左に見えるあの岩は、右に見えるあの岩は、と見どころの岩の説明をしてくれます。きょろきょろしてしまいます。
それぞれさまざまに名前がついていておもしろいです。亀岩、とさか岩など。
紅葉と相まって美しい峡谷に見とれていたら、いきなり、ガーーっと
まさか、まさかの屋根オープン!急に頭上に青空が広がりました。
Anko&Mochiは知らなかったんです天井が開くなんて。驚きました!
山の上の方の紅葉もきれいによく見えます。
お天気の良い日にしか屋根オープンはしないそうなのでラッキーでした。
魅せてくれますね。
つり橋も座ったまま船内から見上げます。
船は「田戸」で折り返しになります。
その折り返し地点に近づくと、、、
Mochiはまるで時空を超えて物語に入り込んだかのようなような錯覚をしてしまいました。
そこにあったにはまるで妖怪?もののけ?(いや、この表現は失礼か)なんというか今まで見たことのないような不思議な雰囲気を湛えて佇むその建物(湯屋ではないけど湯ばあばの仲間の建物的な雰囲気、いやこれも失礼か)に目を奪われました。
言いたいことはというと、とにかくとーーーっても素敵なんです!
なんて素敵な場所なんでしょう。
こんなに素敵な場所を知らずにこれまで生きていたなんてMochiったらもったいない。
まだまだ知らない日本が多すぎる。
日本の奥深さを感じてしまいました。
ここで一度下船して、折り返しの船の準備を待ちます。
上の建物が気になってしょうがないのですが、そこまで行く時間もないので下からひたすらに眺めます。脳内は妄想ワールドです。
きっとあの建物はあんなんでこんなんで。
船で折り返しの船旅です。
やはり瀞八丁は圧巻の美しさです。
Mochiは先ほどの建物が気になって気になってそわそわしています。
さっき見えたあの建物、車で行けるみたいだよ。行く?
ホントにー?行く行く!今すぐ行く。絶対行く。
まさかあの建物に行けるとは思っていなかったので大喜びです。
「瀞ホテル」やはり異世界だった
あの建物までの道は意外にも整備が進んでいて、すんなりとたどり着きました。
整った駐車場のに車をとめて歩いていくと、あの建物が目の前に。
建物脇の階段を下りて正面玄関まえに行くと、「瀞ホテル」(どろホテル)と看板があります。
なんともレトロで素敵な雰囲気です。
近寄るとまさかのカフェを営業しているようです。
いろんな妄想をしながら下から見上げたあの建物の内部に入れるなんて感激です。
Mochiにやけてしまいます。
峡谷を見下ろせる素敵な席で美味しいスコーンをいただきました。
建物内はまだ改装中のとのことですが、見学させていただきました。
かなり年代を感じるところや荒れているところも見受けられましたが、それも併せて素敵があふれている建物でした。往時の賑わいを想像してみます。
こんなところに投げ入れ堂⁈
そして驚いたことに、先ほど下から見上げた時にも何かなと思ったのですが、こちらのホテル、別館があるんですよ。
しかも、その別館とは信じられないことにつり橋で繋がっているんですよ。
そしてなにより、この建っている場所。
似たような建物を知っていると思いました。
鳥取県にある三徳山三佛寺の国宝『投げ入れ堂』です。
崖の上にどうやって建てたの想像かつかないこの建て方。まさに『投げ入れ堂』ですよね。
ぜひともつり橋を渡って見学したかったのですが、吊り橋は長い年月でボロボロに朽ち果てていて渡れませんでした。廃墟への興味は全くないのですがね、ここはとっても気になります。
酔っぱらって落ちる人なんていなかったのでしょうか。
今回は本館の中から吊り橋越しの別館を見ることができたのでそれでよしとしましょう。
まとめ
- 瀞峡ウォータージェット往復2時間、時間もかかるし価格も高いですが乗る価値ありです!
- 瀞峡ウォータージェットの乗り場までは和歌山県の新宮駅から車で30分ほど。
- 新宮市から熊野本宮大社に向かう途中の国道168号線沿いにその乗り場があります。
- 瀞峡ウォータージェット、瀞ホテルは川の状況やコロナの影響や改装等で営業を縮小している可能性があります。最新の情報を確認してから向かうようにしてください。
- 『瀞峡めぐりの里 熊野川』はこちら
- 瀞ホテルはこちら
瀞峡(どろきょう)っていう吉野熊野国立公園内の奈良県・三重県・和歌山県の三県にまたがる国特別名勝の大峡谷があって、取り込んだ水を噴射することで推進する船に乗れるようだよ。