訪れたのは2021年6月20日
恵那峡SAで車中泊しました。この夜はとても空いていて静かでした。
もくじ
南木曽岳 登山口
南木曽岳蘭登山口を利用しました。
駐車場までは国道から曲がると集落を通り蘭キャンプ場の横を通ったりしますが、全体的に細い道です。すれ違いポイントも少ないので注意して運転しましょう。
駐車場までは舗装路ですが、駐車場は未舗装です。
登山口の目の前の駐車場は約11台ほど駐車可能です。
この日は朝8時すぎに到着したところ満車でした。
手前にもう一か所、登山口まで徒歩5分のところに十数台停められる駐車場があるのでそちらを利用しました。
登山口には避難小屋、登山届ポスト、トイレ、協力金を入れる緑の筒があります。
南木曽岳 登山
登山道の案内に沿って進みます。
緑の濃い森を歩きます。
このまま登山道が続くのかと思いきや、林道と合流します。
林道をしばらく歩いて行くと、「金時の産湯の池」という小さな池があります。
この池についての説明書きがありますが、どうやらこの金太郎さんは「う~ん、ちょっと違うんだけどな~」という表情をしているように見えます。
緩やかに登っていく林道を進むと、堰堤が見えます。
木造なんですよね。初めて見ました。ナチュラルでちょっとおしゃれな雰囲気の堰堤です。
堰堤の手前の橋を渡るといよいよ登山道らしい道になります。
小川を越えて進んでいくと、登り道と下りの道との分岐があります。
ということで、左の南木曽岳方面へと進みます。
すぐに「金時の洞窟」の案内があります。
金太郎が育った穴なのかな。これでしょうか?
そして、この先でちょっと戸惑ったのがこの案内です。
えっ何どこ?って思ったのですが。これですね。
手前の丸太をくぐって木のはしごに乗っかります。
そうすると、なかなか面白い道が現れます。滑らないように注意してください。
そして、みんなに支えられている岩や、岩に上に立つ木々を見て、木で作られた階段を上っていくと喉の滝があります。
この日は滝がありましたが、晴天続きだったりすると涸れることもあるようです。
そこからしばらく進むと、昔からありそうな案内板があります。
現在地とおおまかな距離と時間が書いてあります。
階段が多いイメージの南木曽岳ですが、ここから先は少し岩ゴロゴロゾーンになります。
南木曽岳のある南木曽町の木は「高野槇」です。そのこともあり、高野槇がたくさん見られます。
高野槇の林をすぎると道は急になってきます。
登っていくと楽しい場所に出ました。
左は岩場、右は階段。以前は岩場がメインルートだったのでしょうか。ちょっと迷いましたが階段を上りました。
登りのルートで一番手が込んだ階段です。
急な登りでも階段や鎖が要所要所に取り付けられているので、今度はこれか。登るぞーと楽しくぐんぐん登れる道です。
ときどき細い木が使われていてちょっと耐久が心配になりますが、これだけの階段が設置されていることに頭が下がる思いで登ります。これが無かったころの登山は相当苦労したことでしょう。
道が緩やかになり歩いて行くと、急に山頂に出ます。
南木曽岳山頂
山頂と言っても樹林帯の中なのであまり山頂という感じはしませんが、標識があるので間違いないです。
山頂は展望ありませんが、さらに先にある避難小屋の前が展望地なので前進です。が、山頂の少し先に見晴台があるので寄ってみます。
行き止まりの岩の上からは御嶽山、乗鞍岳、北アルプスまでが見えます。
見晴台から15分ほど歩くと、赤い屋根が見えてきます。
無人の避難小屋です。
内部はマットなどが敷かれ片付けられていて、ときどき常連さんが来ているのかな?という感じがありました。
避難小屋の外、隣にはトイレがあります。男女共用の洋式です。ぜんぜん臭いが無くてきれいです。
避難小屋の少し先は展望地になっています。
中央アルプスが近くに見えます。
久しぶりの空木岳もよく見えます。
御嶽山や乗鞍岳には雲がかかってきてしまいましたが、大展望です。
ベンチもあり休憩するのにちょうどよい場所ですが、ハエかアブかぶんぶん飛んでいました。
ここから下山道方面にほんの少しだけ進んだところになだらかな岩場があったのでそこで休憩することにしました。
この日のランチ
- ソーセージ
- モロッコインゲン
- コンビニのおにぎり
- オレンジジュース
- 緑茶
大きめのソーセージとモロッコインゲンを少し水を入れたフライパンへ。
水が蒸発してソーセージに焼き色がついたらできあがりです。
オレンジジュースは凍らせた紙パックのものを持って行ったところ、ちょうど解けてキンキンに冷えている状態でした。
家で飲んでいるお気に入りの緑茶をティーバッグに入れてお湯を注いでほっとするひととき。
ちょうどいい気温と居心地の良さから気づいたら2時間近くものんびりしていました。
たぶん南木曽岳でいちばんおすすめの休憩場所かと思います。
下山
南木曽岳は登り専用と下り専用と道が分かれています。
笹原にちょっと下り、水場の案内(水場の現状については不明です)のところで迫力ある光景が見られます。
下山道ですが、そこからぐいぐい登っていきます。
そして分岐を直進していくと摩利支天です。
大きな岩がドンとあります。手前の岩には登ると見晴らせますが、足の短いMochiは下りるときちょっと大変でした。
分岐に戻り、下っていくとわかりにくいですがまた分岐があります。
左に下山道、右に登っていく道。ちょっと登りにくいですが右に進むともう一つの展望台があります。
なかなか爽快な岩場がありますよ。
ここから先はどんどん下ります。
一番長い階段は、階段ではなくはしごのようにして下ると楽だし安全です。
長い階段より、むしろその先に次々にと現れる階段の横板をどれだけ信用して下れるか、というのもポイントかなと思いました。
外れているところは別として、案外丈夫にできていました。
ゴール直線、男滝女滝の分岐があるので行ってみました。
滝まで180m。なるほど。滝まで80m。あれすぐだな。
滝まであと2分。からが長かった。2分じゃ無理かな~。
男滝?
女滝?
なかなか素敵な滝を見ることができました。
それほど長い距離ではないので立ち寄りをおすすめします。
今日は上でのんびりしすぎてしまいました。
近くの妻籠宿にも寄りたかったのですが、時間が無くなってしまいました。
でもアスレチックのようで楽しい山でした。
この日の温泉
「大江戸温泉物語 ホテル木曽路」を利用しました。
登山口から車で10分ほどの、通り沿いにある洋風の外観の大きなホテルです。
感じの良い受付の方から「温泉の成分で滑りやすい」という注意を聞き、脱衣所に入って驚きました。
脱衣所と浴室の間に仕切りというか、扉が無くて窓も大きくとても開放的な雰囲気です。
シャンプーバーがあり、ドラッグストアで気になっていたちょっと高級なシャンプーなども置いてあり嬉しいサービスです。
露天風呂も広々としています。
サウナもあります。
ホテルの大浴場によくある洗顔料なども充実いしているのも良いです。
ここでさっぱりしてから近くにある妻籠宿に遊びに行くのもいいですね。
まとめ
- 南木曽岳蘭駐車場は登山口とその手前の2か所あります。
- 駐車場までの道は細いです。
- 登山口には協力金ポスト、トイレ、登山届ポスト、避難小屋があります。
- 登山道は登り下りと専用になっていて急なところが多めですが、階段が整備されています。足元に注意して登りましょう。
- 山頂は展望なしですが、その先の展望地からの眺めが素晴らしいです。
- 山頂の避難小屋とトイレは綺麗です。
- 下山道の入り口のところの岩場はおすすめの休憩場所です。
妻籠宿
妻籠宿とは、中山道沿いにある当時の風情を残している宿場町です。
- 妻籠宿の営業は午後5時までです。
- 駐車場は有料です。
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