もくじ
弓ヶ浜での朝
朝日が昇る前、薄明るくなってきたころ、目を覚ましました。
波の音を聞きながら眠り、波の音を聞きながら目覚めるというのもいいものですね。
車内の片づけをして。
珍しくパンケーキなんて焼いてしまいました。
こんなとき、ささっと出して使えるコンパクトな登山道具は便利です。
山で作ろうかと思い用意していたのですが、まさかの海辺でいただきました。
弓ヶ浜の隣にあるもう一つの浜
弓ヶ浜の左てに道なりに歩いて行くと「壷中の天宿〇文」という立派な宿があります。
その角を右に曲がって更に進んでゆくと、一瞬鬱蒼としますが、すぐにかわいいペンションなどが建つ隠れ家のような場所に出ます。
そこの目の前に広がる浜が「逢ヶ浜(おうがはま)」です。
砂浜の弓ヶ浜と違い、こちらは丸っこい石が敷き詰められた浜です。
耳を澄ますと、波が寄せて返すたびにカラカラカラと石が波で転がる心地よい音がします。
海に目を向けると奇岩が立ち並んでいる面白いところです。
弓ヶ浜からハイキング
逢ヶ浜のさらに先を見ると階段が見えます。
たらい岬へと続く遊歩道への入り口です。
片道約1km。朝の散歩にはちょうどいい距離です。
階段はきちんと整備されていて道しるべもあるので歩きやすいです。
しばらくは海は見えませんが、アジサイの木がたくさんあるので、その時期にはきれいなアジサイを見ながら歩けるかもしれません。
さっきまで海にいたので、急にジャングルのような雰囲気になるのもおもしろいです。
しばらく緩く登っていくと分岐があります。
どちらの道からもたらい岬に行くことができますが、右が健脚コース、左がらくらくコースとなっています。
健脚コースを選びました。
階段を上っていくコースです。
それほど長くは続きません。
階段を上りきって少し下ると、ドカーンと大海原が目に飛び込むでしょう。
ここから見えるものは...という案内もがっちりあります。
天気がいいと伊豆七島も見えます。この日はちょっと霞んでいましたがシルエットは見えましたよ。
案内板と比べると若干島の位置関係が違うような気もしましたが、きっと気のせいでしょう。
弓ヶ浜方面も見えます。
荒々しい岩場もあり、迫力のある風景です。
朝からこんな景色が見られると思っていなかったし、弓ヶ浜のその先があったことに新鮮な驚きです。
下の岩場を見ると、釣り人が数人いました。
山での危険は自分の注意力が大いに関係するところと思いますが、岩場でいては急に大波が来たらかなり危険だろうなと心配になり、また、きっとこんなところだと大物が釣れるんだろうなということも気になってしまいました。
戻りはらくらくコース。ではなく、さらにもう一本海沿いを行くコースがあります。
階段をどんどん下っていくと、
海に出ました。
透明感のある綺麗な海岸線。きっとおいしい海の幸がたくさん隠れているんだろうな。そんな海です。(実際、密漁禁止!の注意書きがありましたよ。)
採らないけれどもついつい探してしまいます。
道は・・・行き止まりでしょうか?
左手の岩場にコースは続いているんですね。こういうところワクワクします!
波が高い日は通れないと思うので、気を付けてくださいね。
海沿いからジャングルへとまた入っていくと、天然のハンモックかと思うような根っこを持つ木があっったりします。
海沿いで見る自然も面白いですね。
そうして歩いて行くと最初に健脚コースとらくらくコースの分岐のある道に合流します。
弓ヶ浜まで戻って約1時間です。
朝の散歩にちょうどいいコースでおすすめです!
野猿の楽園 波勝崎モンキーベイ
最寄駅から徒歩6時間!って宣伝しています。徒歩で来る人はいるのでしょうか?でもモンキーベイへ到着直前の山にやや荒れ気味ですが登山道のような道が見えたのが気になりました。
347号線から波勝崎線へと進むとところどころ道幅が狭くなります。
ときどき猿もいます。
途中に「喚声台」というポイントがあり、絶景です。
道なりに下っていくと広い駐車場があります。
入場料は大人1200円ですが、イオンカードを見せると200円引きになりました。支払いは現金のみです。
緩やかなスロープを海辺へと下っていく途中で、猿の檻があります。その檻の中の猿を見ているのもまた猿というなかなかな景色が迎えてくれました。
スロープ沿いにもちらほらと猿がいて毛づくろいをしたり、くつろいでいます。
朝イチくらいの時間なこともあり、静かな雰囲気です。
波の音が聞こえてきます。
思ったほど猿はいないなーと思ったのですが、やはり野生なので山に帰っている猿もいるようです。
人に近づいてくることはないけれど、特に近寄ったり目を合わせたりしなければ逃げていくこともありません。のどかです。
けっこう子ザルの姿もあって、じゃれていたりしてかわいいんです。
まだへその緒がついた生まれたての子ザルを抱く母猿もいました。
ボス猿は山に帰っていて不在のようでした。
みなさん何やら小石の隙間のエサを探しているようでした。
建物の中には猿に関する展示と、休憩できるスペース、自動販売機、トイレがあります。
猿にあげるエサの販売もしています。
海に目をやるととっても綺麗なんですよ。気になる岩場まで道が繋がっているようなので行ってみました。
建物外の端っこの方に外シャワーがあるので、夏には海で遊ぶ人もいるのでしょうか。
気になる岩場まで行ってみたら、思わず飛び込みたくなるほどに綺麗なプールのようなところがありました。
もともと泳ぐことが好きなAnkoは飛び込みたくてうずうずしていましたが、この後、のことを考えてあきらめていました。
南伊豆で本格エスニックカレー
展望広場によって景色を見ようかと思ったのですが、急に曇ってきてしまいました。
ちょうどお腹が空いたので、向かいにあるエスニックのお店に入りました。
こんな時なので外のテラス席だけでの営業をしているとのこと。
素敵な雰囲気です。
カレーのセットを注文しました。本格的なネパールカレーだそうです。
久しぶりのエスニックでしたが、とっても美味しかったです。
大好きなチャイ(ではなく他の呼び方をしていました。)もいただき、大満足のランチでした。
リアル宝探しの成果はいかに??
リアル宝探しの件ですが、難しい問題ではありましたが、なんとかすべてクリアできました!
抽選会場は道の駅湯の花の観光案内所です。
いざ出陣?いざ勝負?とにかくそんな気持ちで乗り込み?ました!
入り口を開けると、シーンとしています。
とりあえず、宝探しをクリアしてきた旨を伝えると、「はい。ではお二人で6回抽選ですね。」
ん?盛り上がりに欠けるというか...こっちの鼻息が荒いだけか?
どうやらハズレ(空くじ)もあるようです。
宿泊券や伊勢海老や、魅力的な商品がラインナップされているからそれが欲しいじゃないか!
とりあえず、落ち着いてまずAnkoが3回分ガラガラを回します。
結果、お茶1ケースが当たりました!
Mochiもまず2回ガラガラを回します。「わっどうしよう。どっちもハズレだ!あと1回だ!」と盛り上がっているのはAnko&Mochiの二人だけです。
観光協会の方はただ静かに見守っている?だけです。
そして運命のラスト1回のガラガラは・・・ハズレでした!
「わー はずれたー!」と悔しがると、観光協会の方が「コインを貰えたからいいじゃないですか?」と真顔で答えてくれました。
そうなんです。リアル宝探し、先着500名にはオリジナルのコインが貰えます。
だがしかし、このコインが欲しくて難問を解き進んできたのではないのです!
でも「ああ、そうですよね。」とおとなしくなるしかありませんでした。
なんか、騒いですみませんでした。みたいな感じで後にしました。
このご時世ですしね。淡々と粛々とくじを回すべきでしたかね。
金谷旅館 千人風呂
金谷旅館、いつか泊まってみたい歴史と趣のある素敵な和風旅館です。
千人風呂の千人風呂はよくあることですが男湯なんですよね。
しかし、女湯から千人風呂の湯船へとつながる入り口があります。
バスタオルや湯浴み着の着用が許されています。
しかしMochi、今回は何の用意もありません。
以前一度来たことがあるのですが、その時は薄暗い時間でなんの躊躇もなく千人風呂に行けた記憶があるのですが、今回はまだ昼の明るい時間です。千人風呂は諦めました。
ですが、女湯もとても広くて天井も高くのびのびと入浴できます。
小さな露天風呂もあります。
と思っていたら急に外でゴロゴロゴロー ピカッと雷の後にバラバラバラーっとヒョウが降ってきました。
車は大丈夫だろうか?温泉に浸かりながら気が気ではありません。
広いお風呂に入っているのは2~3人ほど、ほぼ貸し切りでのびのびと入浴できてはいたのですが、外の様子が気になってしまい落ち着いていられなかったです。
湯上り後の休憩処も風情があり落ち着きます。
雨が弱くなったので、車に戻ってみたところ何事もなかったので安心しました。
この日の車中泊場所
「日本の国立公園めぐりスタンプラリー」のデジタルスタンプのチェックポイントである箱根をめざすことにしました。
どこか富士山が見えるところで車中泊するのもいいね。なんて話をしながら向かったのですが、三島スカイウォークを通り過ぎ、箱根の山に差しかかる頃には雨が本降りになってきて霧もでてきました。
なんとかスタンプをゲットしたものの、雨が酷いので御殿場方面に下ることにしました。
御殿場に向かいながら、どこかで夕食を食べようと話していたのですが、雨の勢いは増し、車から降りたくないレベル。というか、市内に入る頃には視界も悪くなり運転も危ういレベルのもの凄い土砂降りと、鳴り響く雷鳴。ちょうど通り道に時々利用するマンガ喫茶のチェーン店舗があったのでそこに避難することにしました。
夕方6時くらいから6時間パックの利用をし、ようやく雨があがった夜中に「道の駅ふじおやま」へ移動。車中泊することができました。
まとめ
- 弓ヶ浜の無料駐車場はとても静かに過ごせる美しい場所でした。状況判断して利用しましょう。
- 弓ヶ浜も美しいですが、時間と体力に多少ゆとりがあるなら、たらい岬まで往復約1時間のハイキングをおすすめします。樹林の中とダイナミックな海の景色が気持ちいいですよ。
- そこまでは、という人はとなりの逢ヶ浜まで行ってみるだけでもいいですよ。コロコロと音を立てる浜で深呼吸するのも心地いいものです。
- 波勝崎モンキーベイは支払いは現金のみですが、イオンカードの割引があります。
- 猿のいる浜まで地味に傾斜のあるスロープを歩くので歩きやすい靴がおすすめです。
- モンキーベイの奥の岩場までの足場は決していいものではないので、もし行くなら注意してください。
- 金谷旅館の千人風呂の利用時間、料金等は変わることがあります。
- 女性の方で千人風呂に入りたいという方は、バスタオルや湯浴み着を持参すれば混浴の難易度は低いと思いますよ。
- 車中泊を基本とする車旅ですが、天候によっては無理をせず避難する選択肢も持ちましょう。
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