旅先での忘れられない味②

あっちこっち行った先で出会った忘れられない味をご紹介します。

もくじ

とんこつと鳥刺し 鹿児島

「とんこつ」と聞いて思い浮かぶのは豚骨ラーメン。食べ物というよりは鍋でグラグラと煮込んで出汁をとるもの。主にラーメンスープ。そんな印象でした。

居酒屋のメニューに並んだ「とんこつ」の文字に骨を食べるのかと?マークが浮かびましたが、美味しいよと勧められたので食べてみることに。

目の前に置かれた「とんこつ」は見るからに味のしみ込んだ骨というよりも角煮に近い感じです。

食べてみるとほろほろと骨から身が外れて、味噌ベースの味のしみ込んだお肉がごはんにも焼酎にも合う一品です。

「鳥刺し」という郷土料理があることは知っていましたが、やはり目の前に生の(皮だけ少々炙られていました)鶏肉の切り身を置かれるとちょっと躊躇してしまいます。なぜなら<鶏肉はよく火を通して食べるもの>という認識があったからです。

しかし、この辺りではよく食べられているものだし、きちんとお店で調理されたものだし、と恐る恐る一口食べてみると、コリコリとした歯ごたえと甘い肉の味にたちまち虜になりました。

薬味のネギと生姜のおかげか臭みも全くなく、これまた焼酎によく合う一品です。

この2品を食べたのは鹿児島駅近くにあった「かごっまふるさと屋台村」という小さなお店が集まって屋台村のような雰囲気を作っている場所でした。鹿児島県内の名物を振舞う店が多く、それぞれのお店がこじんまりとしているせいか他のお客さんとの距離がとても近くて、人見知りのAnko&Mochiコンビもすっと馴染んで楽しく飲食できた楽しい思い出のあるお店でした。楽しくて2年連続て訪ねたほどです。残念ながらその後<かごっまふるさと屋台村>は閉店してしまいました。

すめのさつまいも 鹿児島県指宿

指宿の温泉街から離れたところにある砂むし温泉「砂湯里」。ここの入り口にある「すめ」で蒸されたさつまいもたまご

「すめ」というのは地熱から沸く蒸気を利用したかまどのことです。

ここのすめで存分に温泉の蒸気を浴びたさつまいもはトロっとするくらい位に蒸されて最高に甘さが引き出されていておいしい!蒸しただけですが、スイートポテトを凌ぐほどの甘さなのです。

たまごはまるで燻製のような風味がありこれまたおいしい!

タイミングにもよりますが、覗いてみるとじっくり蒸されたたまご、まだそれほど蒸されていないたまご、といろいろあるようです。

無人販売されていて、それぞれなんと50円!これまた嬉しい!

海を眺めながら食べられます。

場所は海沿いにあり、最後の坂が急なので気を付けてください。

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活イカのお造り 福岡県宗像

イカというと佐賀県の呼子のイカが有名ですが、ここ宗像でも活イカが食べられます。

というわけで宗像にある「玄海若潮丸」さんに行きました。

こちらで「活きイカ定食」をいただきました。

初めての活イカ、運ばれてきたのは身が透けるように透明なイカの姿造りです。よく見ると目の色は変化するし、足(ゲソ)は動くしまだ生きているようです。

まずはイカ刺しにされたコリコリと甘みのある胴体をいただきます。

ときどきにょきっと持ち上がる足にドキドキしますね。

胴の部分を食べてしまうと、ゲソの部分は焼くか天ぷらか刺身かを選んで調理してくれます。

天ぷらにしてもらいましたが、これもまたぷりぷりして美味しかったです。

宗像を訪れたらぜひおすすめです。

場所は「道の駅むなかた」の近くです。

鉄輪の地獄蒸し 大分県別府

温泉地で有名な別府温泉。別府八湯というがその中のひとつ鉄輪温泉

そこには町のいたるところから出る地熱を利用した地獄窯というものがあります。

こちらは観光客が手軽に立ち寄れる地獄窯のひとつ「里の駅かんなわ」地獄窯です。

お店の人が全てやってくれますが、お手軽な豚まんからいただけます。

ひょうたん温泉の地獄窯

「ひょうたん温泉」は鉄輪に昔からある日帰り温泉施設ですが、ここにも地獄窯があります。

メニューには肉がたっぷり盛られたものや海鮮、カニ、いろいろあります。

お店の人に手伝ってもらいながら自分で地獄窯にセットできるので、そんな体験も楽しみながら味わうことができます。

こちらでは夕食を兼ねてミックス盛りのような「ファミリーせいろ」をいただきました。

カラフルなヒオウギ貝が印象的です。

楽しくて美味しくてヘルシーなので温泉めぐりの合間におすすめです。

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