梅ヶ島温泉の「黄金の湯」で車中泊し、朝3時過ぎに起床しました。
パパっと準備ができたらここまで早く起きなくてもいいのですがね、Anko&Mochiはどうも準備ものそのそと時間がかかってしまいます。Mochiのせいですかね。
もくじ
山伏登山口 西日影沢コース
黄金の湯から登山口までは、車で15分ほどです。
茶畑が見える道を走っていきます。
大谷崩との分岐があります。西日影沢コースは左の細い道です。
すぐに未舗装の道になります。NBOX+は2回ほどお腹を少々こすりました。
左手に最初の広い駐車場があります。
この先、道なりに進んでいくと堰堤があり、その上部のあたりがもう一つの駐車場です。広くないので7台ほどしか駐車できません。
西日影沢コース
まずは車で来た林道の続きを歩きます。
少し歩くと渡渉地点があります。
ドラム感を利用して橋のようになっていて何も問題ありませんでした。
渡渉した先の「山火事注意」の赤い横断幕が登山道への入り口です。
歩き始めは、しばらく苔むした岩と憧れの乗り物「山のモノレール」(人ではなく物を運ぶものらしいですけどね。乗ってみたくなります。)のレールに沿って行く感じです。
右を見下ろすときれいな沢が流れています。
対岸の木々の隙間から現役のわさび田のようなものが見えます。
しばらく歩くと一度沢へと下ります。
丈夫な橋が設置されているいるので難なく渡ることができます。
樹林帯へと入っていくと、木々の隙間の向こうに今度は滝が見えます。
森の潤いを感じる道です。
そうして歩いて行くと、水場がありました。
たっぷりと水が出ていて、コップが置いてありました。
地図上にわさび田の記載がある場所は、今は使われていないわさび田跡があります。
なかなかの規模の畑だったようです。
わさび田の途中で対岸へと渡り少し登ると大岩があります。
たくさんの小枝に支えられていました。
なにやら説明書きがありました。
大岩をすぎ、また渡渉(といっても橋がありますが)しますが、滝があり綺麗な場所でした。
この潤いのある場所から少し行くと、もうひとつの水場があります。
コップがありました。崔世の水場ほどには出ていませんでした。
この後、台風で荒れたのであろう登山道を迂回する道が造られていたので何の問題もなく通過することできました。
ちょっと急ですが、迂回路というかとてもちゃんとした登山道でした。
そして、ちょっとしたロープが渡してあるポイントがあるのですが、一見するとそれほどの幅でも高さでもないので舐めてかかりましたが、足元が粘土質なので滑って登りにくかったです。
そして明るい森をしばらく歩いて現れるのは、砂礫のトラバース道。
慎重に歩けば特に危険は感じません。かといって気を緩めてもいけません。
ここを過ぎると、もうすぐそこに蓬峠です。
ちょっと広い場所で、ベンチもあったりするので休憩するのにちょうどいいです。
大谷崩方面が見えました。
ここから先は日当たりのいい森になってきました。
あれこれ気をとられて遅れていたMochiでしたが、Ankoに追いつこうと頑張って歩いて行って目にしたものは...
木の上で優雅に寝ているAnkoの姿でした。気持ちよさそうです。
蓬峠から1時間ほどぐいっと登っていきます。途中で振り返ると富士山が見えていました。
やはり富士山が見えてくると嬉しくなります。
登りの最後の方、緩やかになってきてアップダウンをしていくと、山伏小屋方面と山頂への分岐に出ます。
ここの分岐に西日影沢コースの注意書きがありました。とくに危険個所はなかったように思いますが...。
この分岐から山頂までは緩やかです。
登っているので寒さは感じませんが、足元の日陰を見ると大きな霜柱がたくさんありました。
山伏岳山頂から新窪乗越
山頂のちょっと手前、富士山がよく見えるポイントがあります。
富士山が好きならここで休憩するのもいいかもしれません。
しかし、山頂まで行くと、南アルプスが一望できます!
なかなか見ることのできない聖岳や赤石岳や荒川岳が見えます。
標高2013m、先日の富士山5合目と同じくらいの標高ですが、この日はとても天気が良くて寒くもなかったので山頂で休憩しました。
ラーメンとおにぎりを食べて、食後のコーヒーも入れて南アルプスを眺めながらまったりです。
しばし贅沢な時間をすごしました。
幸せな時間でした。
休憩の後は新窪乗越に向かいます。
前半は、苔の森だったり、広くて明るい稜線で歩いていて気持ちがいいです。
途中で古くてさび付いた太いワイヤーがありました。
なにに使われていたのでしょうか?気になりました。
後半、地図上には大平沢ノ頭とありますが、特に標識などはありませんでした。
短いけど細い尾根があったり、ちょと急なアップダウンを行くと大谷崩がすぐそこに見えてきます。
新窪乗越から大谷崩を下山
新窪乗越には標識があります。
標識が無かったら下降点を見逃していたかもしれません。
大谷崩の端っこのガレ場を下っていく感じです。
道筋はついているものの、足場はガレガレです。
富士山の大砂走だと、一歩一歩を砂が受け止めてくれる感じですが、ここは一歩一歩歩くたびにガラガラと石が流れ崩れる感じがして嫌です。
横を見ると大谷崩です。名前の通りに山一部がガサーっと崩れているのがよくわかります。
他に登山者はいなかったのでそろそろと下ります。
本当によくまあこれだけ石を敷き詰めたなと思いながら下ります。
ガレ場が終わった時にはホッとしました。苦手です。
大谷崩の登山口付近は山ののり面工事をしているようです。
資材を運ぶためと思われる山のモノレールのレールや工事の事務所などがあります。
ただ、一般車はここまでは入ってこられず、ゲートの手前までとなっています。
特にトイレは見当たりませんでした。
ここからはずっと舗装路を戻ります。とくにショートカットできるところもありません。
車はほとんど来ないのでまだ山の中のような感じもしますが、コンクリートが足に優しくありません。
別荘地が見えてきたらそろそろ分岐です。
今回のように周回するなら、駐車場は奥ではなく手前でもいいですね。
その方が未舗装路を車で走るのも短くて済みます。
この日の温泉
梅ヶ島温泉 黄金の湯を利用しました。
梅ヶ島温泉で一番大きな日帰り温泉施設です。
食事もこちらの食事処を利用しました。
ラストオーダーが15:30だったので、この時間を意識して下山するようにしたというのもあります。
ざるそばやカツカレーなど種類は豊富です。座席もたくさんあります。
温泉
洗い場の数はそれほど多くはないですが、広い内湯と露天風呂があります。
内湯には適温の広い浴槽と、体温と同じくらいのぬる湯の小さ目の浴槽があります。
ボディーシャンプーとシャンプー、リンスが設置されています。
お湯は無色透明ですが、入るとややトロミを感じるお湯です。
美肌の湯だそうです。入浴後は肌が滑らかになったように感じました。
休憩処として、広い和室があるので、ゆったり過ごせます。
ゆったりひろびろ入浴、休憩できるおすすめの施設です。
ただ、営業時間が夏期は17:30、冬期は16:30までなので、注意が必要です。
この日の車中泊場所
昨夜と同様、梅ヶ島温泉 黄金の湯の駐車場を利用しました。
この日は夕食、入浴、車中泊とすべてこの場で済ますことができました。
人気のある温泉なので営業時間中は満車に近いくらいにたくさんの車が停まっていましたが、営業が終了するともうガラガラです。
この日は他に2台車中泊の車がいました。
静かで快適な夜でした。
温泉施設の外にひとつゴミ箱があるのですが、朝見ると荒らされていました。夜間になにか動物が来たようです。近くの芝にフンがあったので鹿でしょうか?
まとめ
- 山伏岳の西日影沢コースは通行可能です。台風の影響も迂回路が造られて問題なく歩くことができます。
- 西日影沢コースの駐車場は未舗装路の先に2か所あり、手前が広いです。
- 周回して歩く予定なら手前の駐車場の方がいいかもしれません。
- 西日影沢コースの駐車場も、大谷崩の登山口駐車場にもトイレはありません。
- 大谷崩の登山口駐車場までは舗装路です。
- 山伏岳は標高2000mあります。GWの頃だと気温は日替わりで大きく変わります。
- 梅ヶ島温泉、黄金の湯の近くに飲食店はほとんどありません。営業時間に注意しましょう。
- 梅ヶ島温泉黄金の湯の受付には登山届があります。
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