2021年年始
もくじ
別府湾サービスエリアで朝ごはん
快晴の別府湾サービスエリアで車中泊した朝を迎えました。
雪をかぶった鶴見岳が近くに見えます。
売店の覗くと美味しそうなシフォンケーキがあったのでそれを朝食にすることにしました。
サリーガーデンというお店のシフォンケーキでパーケージもおしゃれです。ふわっふわでとても美味しかったです。数種類から迷ったのちに2種類の味を選んだつもりでしたが、なぜか2つともメープルナッツ味でした...
店内には別府湾を見下ろす休憩コーナーがあったのでそちらを利用しました。ちょうど「さんふらわあ」が入港してくるところが見えました。明日はあれに乗るのか、とちょっとしんみり・・・。
別府湾サービスエリアの上り線と下り線の売店は遊歩道で繋がっています。途中にカフェや展望台がありまるで公園のようです。休憩のついでにちょっと散歩してみてはいかがでしょうか。
高速道路を走り別府のまちへ再びむかいます。
別府の変わり種 鉱泥温泉
別府は温泉の町です。せっかくなので朝風呂に入りに来ました。
「鉱泥温泉」は午前中しか営業していません!
駐車場は「天然坊主地獄」と共用になっています。
泥の温泉ということで興味津々で行ったところ、どうやら入浴するにはルールというか入浴方法があるようです。初めて入浴に来た人には管理人さんがその方法を教えてくれるので心配はご無用です。
とりあえずの注意点としては
- 汚れてもいいタオルを持っていくこと。(お湯から出てベンチで休憩するときに敷くものとして必要です)
- 湯の温度が高いのでぬるいお風呂が好みな人はご注意を。
泥の温泉ではありますが、顔や体に塗って入浴するような温泉ではありません。
分からないことは管理人さんが教えてくれますし、常連さんが入浴していればいろいろ教えてくれます。
入浴後はとってもすっきりした気分になる個性的な温泉です!
営業時間 8:15~12:00
定休日 木曜日
大人 900円
別府の地獄めぐり 後半
地獄めぐりの前半はこちらです。
白池地獄
柵に囲まれた青白い池から湯気が立っています。
・・・なんというか、綺麗に整備されすぎているんですよね。青白い不思議な色合いの池ではあるのですが、整った日本庭園の池にしか見えなくなってしまうほどに作りこまれてしまっています。
このメインのはずの池よりも印象が残ってしまうのはピラルクや熱帯魚を飼育展示しているコーナーです。
昨日訪れた4か所の地獄とこの白池地獄は近いので、一か所に車を停めて歩いて周れます。もちろんそれぞれに無料の駐車場もあります。
血の池地獄
名前からして恐ろしい・・・
赤く煮え立つ池、恐ろしい・・・
はい。かわいい!
はい。ほのぼの~
血の池地獄というからには「なまはげ」くらい恐ろしいのがいてほしかった・・・
無料の足湯もあり、のどかな雰囲気がありますが、この血の池地獄がいちばんシンプルな状態なのではないでしょうか。なかなか大きな池です。
血の池のほとりには「血の池軟膏」という、血の池から採取した赤い泥を原料とした真っ赤な軟膏が販売されています。戦前からあるようでして軍人さんのけがの治療にも使われていたそうです。
入り口にある土産物屋はなかなか品ぞろえが充実しているのでここでお土産を買うのもいいかもしれません。
龍巻地獄
駐車場は血の池地獄と共用です。
龍巻地獄はだいたい30分~40分間隔で吹き上がるようです。タイミングによっては受付の人から「あと30分くらいは出てこないから先に血の池地獄に行ってきなさい」と案内されます。
このときはあと10分くらいかなということなので、待ちました。
あまり近くにいると危ないと言われたので、観覧席に座ってまちました。
この小さな池の底から出てくるのかな?まさかあの石の囲いの中じゃないよねと話していたらゴボゴボジュバーっと勢いよく間欠泉が噴出してきました。石の囲いの中に・・・
もったいなーい。30メートルほどは吹き上がるというこの間欠泉、石の囲いをつくってしまったことでその迫力がすべて台無しにされています。
吹き上がって撒き散った熱湯が危なくないようにとの配慮なのかもしれませんが。
これで別府の地獄めぐりは終了です。
昔、これらの地獄の池がただただ恐ろしくて邪魔な存在だった頃、当時は間違いなく地獄だったのでしょう。人がぽつぽつ遠方からその地獄を見に来るようになったとき、地獄をもっと良く見てもらおう、楽しんでもらおう、安全に見てもらおう、といろいろ開発されていった結果が今の地獄なのかもしれません。
ただ、これだけ整備されてしまってはせっかくの地熱のパワーも神秘も何も感じられず、もし「今は人工でやってますよ」と言われても納得してしまうくらいの手の入りようです。もったいないなと思ってしまいました。(あくまで個人の感想です)
地獄蒸し工房鉄輪
昨日も2回地獄蒸しを食べましたが、また地獄蒸しを食べたくなりました。
ここは「地獄蒸し工房鉄輪」といい鉄輪温泉の中心あたりにあります。
料金は「食材」+「釜代」となっています。
係の人に指導の下、釜にセットしたらタイマーが鳴るのを待ちます。
このお店の飲食すぺーすは2階建ての屋内なので外の気温に左右されず快適に食事ができます。
このときに食べた鉄輪鳥めしがとっても美味しかったです。
地獄蒸しはアトラクション的要素と、地獄の蒸気の力で蒸された食材の美味しさとの両方を楽しむことができるので別府に来たら一度は必ず体験してほしいところです。
別府 鉄輪温泉の共同浴場
別府の鉄輪地区にはたくさんの共同浴場があります。そのほとんどは無料!または格安で入浴することができます。
車は熱の湯の前に広い駐車場があるのでそこに停めました。
熱の湯温泉
がっちりした外観です。昼過ぎのこの時間は3人ほど入浴していました。名前からして熱そうだなと思いつつ、おそるおそる桶でお湯を汲んで体を流し、入ってみると意外と熱くないというか、適温ってくらいの温度でした。
常連さんがもっと熱かったし、お湯もたくさん出ていたんだけどねと話していました。
しばらく浸かっていたらポッカポカに温まりました。
ポカポカになって不要になった上着を振り回しながら次に向かったのは
谷の湯
谷の湯は有料です。といっても150円です!
料金は、えっここに入れるの?という感じのパイプに支払います。
女湯はこじんまりとしていて、この時は先に2人入っていたのですが3人目が入ったらもう満員というくらいの湯船です。洗い場も狭いのであまりバシャバシャと桶でお湯をかけるとちょっと迷惑になりそうです。
男湯はもう少し広いようで中に「不動明王」が祀られています。
先ほどの熱の湯よりも湯温が高くてよく温まりました。湯上りに道路のふちに座って休んだのが心地よかったです。
熱の湯の駐車場に戻る途中に、温泉成分でびっしびしに固まった謎の施設があったのですが、なんだかそれがちょっとジブリというかハウルの動く城に出てきそうなものに見えたりしておもしろかったです。
これにも「地獄」とかいてあります。今でも現役で使われている何かなんでしょうか?これを見ているだけでこの辺りの温泉の凄まじいパワーを感じます。
このすぐ近くにはひょうたん温泉に送る温泉を冷ます施設がありすぐ近くで見ることができます。
竹で作られたそれはとても独特な形をしていて、説明されないとただのオブジェかなとか思ってしまいます。
明礬温泉
地獄蒸しプリン
明礬温泉の坂道の途中にある「岡本屋」でちょっと休憩です。地獄蒸しプリンが有名ですがその他にうどんやカレーもあり食事ができます。
とても楽しみにしていた地獄蒸しプリンです。その名前から湯気がもうもうと立ち上る熱々の蒸したてのプリンがでてくるのかと想像していたのですが、地獄で蒸された後冷やされていました。
雰囲気の良い店内で食べたのですが、濃厚でとっても美味しかったです。
明礬温泉の地区は湯の花を採取するための「湯の花小屋」がたくさんありますが、それがなんだか竪穴式住居のような独特な形でおもしろいです。
なんとなく地面に手をあててみたら暖かかったのはやはり一帯が地熱地帯だからということですよね。
明礬温泉 湯の里 露天風呂
明礬温泉湯の里の家族風呂は湯の花小屋を模した建物1棟ずつを貸し切りになります。
とっても迷ったのですが、イッテQが大好きなMochiなので温泉同好会も入った露天風呂の方に入ることにしました。
大露天岩風呂というだけあって広々とした露天風呂です。硫黄の香りのする白濁のお湯ですが、下に白い泥がたっぷりあるという温泉ではありません。
ここ、露天風呂だけかと思っていたのですが、こじんまりとした内湯もあります。雰囲気ががらりと変わって木造の落ち着く空間です。
夕暮れ時、ゆっくりのんびり入っていました。
別府国際観光第一駐車場で車中泊
この日は、別府駅の散策に行ったりしていたら移動するのがめんどうになってしまい、海沿いの「別府国際観光第一駐車場」という有料の駐車場で車中泊しました。
道路を挟んだところにあるトイレは24時間利用できました。
駐車していた時間はだいたい12時間ちょうどくらいです。それで料金は500円でした。
フラットな駐車場で、意外と静かでよく眠れました。
別府 まとめ
- 別府といったらやはり温泉です。ホテルや旅館など設備の整ったところの日帰り入浴からむかしから地域の人に大切にされてきた共同浴場までたくさんの温泉があります。
- せっかくなら何ケ所か入ってみたくなりますよね。湯あたりしないように気を付けましょう。
- 鉄輪温泉の共同浴場は無料のところもありますが、入り口に神棚があるのでそちらにお賽銭を入れるようにするといいと思います。
- 共同浴場にドライヤーはありません。
- 見て楽しい、体験して楽しい、食べておいしい、地獄蒸しは必ず食べましょう。
- 地獄蒸しプリンの岡本屋は行列ができていたり、駐車場が満車ではいれないこともあります。
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