訪れたのは2020年年末
車中泊した道の駅高千穂でのんびりとした朝を迎えました。

奥にどなたかいらっしゃいますね。
神楽に出てくる神様を模したものです。

大迫力です。つい、「食われる~」と遊んでしまいましたが、ダメですよ。神様です。
もくじ
朝の高千穂神社
歩いて朝の高千穂神社に参拝してきました。
昨晩、夜神楽を見に来た時には暗くて見えなかったので、新鮮な気持ちです。

銅製でしょうか?変わった鳥居です。
朝の神社は境内の掃除や社務所を開ける準備で忙しそうです。
「おはようございます」「オジャマシマス」と小さな声で言いながら歩きます。
本殿でお参りして、夫婦杉にもお参りしました。

立派にそびえたっていますね。それぞれが独立しているようにも見える、ちょっと現代っぽくもある夫婦杉です。
こちらの夫婦杉、普通に手を合わせてお参りしましたが、幹の周りを手をつないで3回周ることでご利益があるとのことでした。
本殿の建物の一角には高千穂神社の祭神の彫刻もあるので見逃さない用紙してくださいね。
高千穂峡はそこだけじゃない!
高千穂神社から高千穂峡まで遊歩道もありましたが、車で行きました。
高千穂峡の散策に一番便利と思われる駐車場を利用しました。
朝のうちに着いたのでまだ空きがありましたが、すぐに満車になるような感じでした。
そして、高千穂峡といえばこれですよね。真名井の滝を写したこういう感じ。

なんかもう、この風景ばかりが有名でここしかないんじゃないかと思っていました。
高千穂峡の遊歩道
実際に訪れてみると、この峡谷沿いに遊歩道が第4まである駐車場までつづいています。
高千穂峡の岸壁を見下ろすと、縦長の柱のような形の岩で支えられているようにもみえます。
これは人口でこのように造ったわけではなく、「柱状節理(ちゅうじょうせつり)」という自然にできた地形なのです。
柱状節理とは、火山によって流れ出たマグマが冷えて固まり収縮することによってできるものだそうです。冷える速度で柱状が大きかったり、細かったりもするそうですが、中にはきれいな六角形が並んでいるような柱状節理もあり、それを始めてみた人は「謎の人工物⁉」と驚いてしまうほどです。
昨晩、ライトアップに浮かび上がっていた不思議な模様のようのものは、この柱状節理の地形によるものだったのですね。
高千穂のこの真名井の滝のあたりは割とまっすぐな柱状節理ですが、遊歩道を歩いて行くとまた様子が違います。

ひだのように細かい柱状節理、ところどころに見える大きな陥没跡、そしてもの凄いパワーによって湾曲させられたさま。峡谷の深いⅤ字も谷も見ごたえがあります。
流れてきたマグマの悲鳴が聞こえそうなほどの地形です。
このマグマはどこから来たのかというと、はるか遠い昔の2度にわたる噴火の際に阿蘇山から流れてきたもののようです。
高千穂から阿蘇山までは直線で20㎢程離れています。相当な規模の噴火だったのでしょう。
真名井の滝から少し歩くだけで、こんなにも迫力ある地形を楽しむことができるので、高千穂に来たらぜひ遊歩道を歩いてみてください。
高千穂峡でおすすめの駐車場は真名井の滝まで少しだけ歩く第2駐車場です!
ちなみに無料の第3、第4駐車場だと真名井の滝まで30分ほど歩きますし、アップダウンもあるのでお時間のある方にお勧めします。
高千穂峡の貸しボートという名の高級なクルージング
今回利用した駐車場の奥には高千穂峡の写真によく写っているボートを貸している店がありました。
予約が中心ですが、空きがあれば当日でも借りられるようです。
とても人気で、数時間も待つこともあるそうです。
この日は空いていて、予約なしでもすぐに乗れますよと言われました。
高千穂峡には真名井の滝が見えるように橋が架かっていて、ボートに乗っている人たちも見えるのですが、楽しそうですよね。
とりあえずボートの料金を聞いてみたところ、ボート1隻30分 3000円
乗船料金ひとり 1000円(定員3名)
2人で合計 5000円!!
驚愕しました!30分の手漕ぎボートに2人で乗ると5000円です。返却が遅れると10分300円の超過料金も徴収されます。
Anko&Mochiの協議の結果、Ankoの乗りたいという熱い思いに応える結果となりました。
支払いを済ませ、川に下りる階段をくだってボートの乗り場へと行きます。

はっ?

ボートなんて何年ぶりに漕いだことか。ボート乗り場の周辺はちょっと広いのでこの辺りで漕ぐ練習をしてから真名井の滝の方へ行くのがいいと思います。
↓↓
↓↓
結果、楽しかったですよ!
少し気になったことは、ボートの進行方向へは背中を向けて漕いでいくんですよね。
滝のあたりは滝から落ちてくる水をよけるように進路の幅は狭まります。
そして、他のボートも滝の写真を近くで撮ろうとするためにボートが集まりがちになります。

それほど広くない場所で、ボートとオールの幅を考えて、進行方向は安全に進めるかを確認しながら進むことはなかなか大変です。
3回くらい他のボートにぶつかってしまいました。
ボートよりも幅が狭く、前を向いたまま漕ぎ進めることができるカヤックの方が良さそうなのではと思いました。
あと、ボートで行ける範囲が限定されているのも残念です。危険回避なんですけどね。
5000円の価値があるかどうかは別として、水面から見上げる高千穂峡と真名井の滝はなかなか良いものでした。
天孫降臨にまつわる神社
くしふる神社
天真名井と天孫降臨の地を回るには30分ほどかかります。
歩きやすい靴がおすすめです。
くしふる神社の本殿へのゆるやかな階段を上る途中で「天真名井」へと道をそれます。
大木の根元のあたりにたっぷりと水をたたえる不思議な場所です。

本殿へ戻り、森を散歩するように「高天原遥拝所」と「四皇子峰」をまわります。
今では森の一部のようなこの場所はパワースポットでもあります。
荒立神社
こじんまりとした神社です。訪れた日は新年を迎える準備をしている最中で、しめ縄を作っていました。
神社の裏手の山には散策路が造られていました。
自分の干支を探して願いを込めて力強く打ち鳴らしましょう。
天岩戸神社
こちらは日本神話(日本書紀と古事記)で有名な場所です。
「天照大神が隠れてしまった洞窟」、聞いたことありますか?
その洞窟がある場所です。
神社の参拝は自由ですが、天岩戸は30分ごとに希望者を集めて、案内されていきます。
写真撮影は禁止となっているので目で見るのみです。
感想は「ちょっと意外な場所、イメージと違った・・・」そんな感じです。
現在は感染症対策のために説明も短縮されています。
さらっと説明を受けて見物したら出口に向かいます。
無料ですし、制限もないのでもう一度見たい人はまた時間に集まって案内してもらうことの可能です。
天安河原
天岩戸神社から歩いて行きます。
天安河原は「洞窟にこもってしまった天照大神を、どうしたら出てきてもらうことができるのか・・・」ということを八百万の神々が集まって相談した場所です。
こちらは洞窟内にお社があり、お参りすることができます。
いろいろと想像力を働かせながら見渡すと面白いと思いますよ。
マイナスイオンたっぷりの不思議なパワースポットです。
木城温泉館湯らら
高千穂からまた2時間近くをかけて移動してきました。天気予報で盛大に「大寒波が来る」と言っていたので、そのときに山間の高千穂にいることを避けるためでした。
この日に利用した温泉は「木城温泉館湯らら」です。
到着したら駐車場がとっても広くて驚きました。
- 大人ひとり 500円
- 営業時間 10:00~21:00
こちらの温泉、内湯はあっさりとした造りですが、露天に出ると様々なタイプのお風呂と2種類のサウナがあります。
そして、きっと子供が喜びますよ!お風呂なのに滑り台があります。楽しそう!
道の駅都野で車中泊
この日は「道の駅都農」で車中泊しました。
木城温泉館湯ららから車で20分ほどです。
広いフラットな駐車場があります。
トイレは高速道路のサービスエリアにあるようなトイレで綺麗でした。一部改装工事?が行われていました。
まとめ
- 高千穂峡は真名井の滝だけでなく、そこに続く峡谷沿いの遊歩道を歩いてみることをおすすめします。
- 高千穂峡での駐車場は第2駐車場がおすすめです。1回300円です。
- 高千穂峡、神社あっちこっちの散策には歩きやすい靴を履いていく方が良いと思います。
- 天岩戸神社から天安原に行くとき、鳥居のすぐ近くにあるトイレは一見すると古いですが、中は最新式のトイレで快適です。
- 天岩戸神社の駐車場の交通整理をしている体格のいいお兄さんはとっても元気!
- 天岩戸神社と天安原のあいだにはテラス席のあるカフェがあったりします。
- 「道の駅都農」で車中泊する際、最寄りの温泉として「木城温泉館湯らら」がおすすめです。
写真を撮りたいからMochiが漕ぐ係ね~。
あっ カモのエサも買っていこう~