訪れたのは2020年年末
もくじ
志布志に上陸
朝9時過ぎ、さんふらわあを下船してからまず、さんふらわあのターミナルに立ち寄ります。
船内で車に家族全員乗車できてしまうので、下船後は皆さんそのままそれぞれの目的地へと向かっていきます。あまりここに立ち寄ることはないでしょう。
駅や空港だともうそこでしばらく楽しめるほどの土産物屋や情報コーナーがありますが、フェリーのターミナルはこじんまりと売店が開いているだけで、閉まっている店もあり閑散とした印象です。
でも、こんな顔出し看板が迎えてくれました!!
かわいいです!この顔出し看板の写真を撮れたので、ターミナルに立ち寄って良かったなと思いました。
密かにこの町のファンなんです。
志布志からフェリーに乗船する人におすすめしたい!「若潮酒造」
「若潮酒造」さんは焼酎を製造販売する蔵元で、さんふらわあの志布志ターミナルのすぐ近くにあります。
焼酎を醸造している酒造会社で、酒蔵の見学ができます。
何の予定もなく「蔵見学」という文字につられて立ち寄ってみたのですが、平日の午前中で他にお客さんの姿もなく、売店も何やら作業の片手間に開けているという感じだったのですが、「蔵見学」について尋ねたところ、快く「大丈夫ですよ!」というお返事をいただくことができました。
自由見学なのかなと思っていたのですが、なんとちゃんと説明しながら案内していただきまして。
昔ながらの大きな木の樽を使った「千刻蔵」や、まるでワインセラーのような半地下のトンネル貯蔵庫など見どころ満載で、その都度しっかり説明をしていただき、質問にも丁寧に答えていただき、とても親切に対応していただきました。
蔵元なので、ここでしか購入することができないような貴重な焼酎も販売されていますし、試飲できる種類も多くあります。
今回は、まだまだ運転していかなければならなかったので香りをかぐ程度しかできませんでしたが、これが帰路のフェリーに乗る前だったら片方に運転を任せていろいろと飲み比べることができて楽しいだろうなと思いました。
酒蔵見学は大好きなのに試飲ができない。車旅の唯一残念なところです。
都井岬に行く途中でお腹が空いたらここ
都井岬に行く途中、岬への一本道に入るちょっと手前に「友部食堂」という店を見つけて寄ってみました。
お店の横に車を停めて店に入ってみると、ちょうど昼時なこともあり賑わっていましたが、ちょうど出る人がいたので入れ替わりで席に着きました。
おばあちゃんがやっている店とのことでしたが、おばあちゃんが数人いたので取り合えず座って待っていたら、「ちゃんぽんでいいかな?それしかないけど。」と数人いたなかの一人のおばあちゃんが声をかけてくれました。
どうやらその方がお店を切り盛りしているおばあちゃんで、他の人はお客さん(お友達)のようです。
親戚の家に来たかと思うような店内で、お茶を飲みながらしばらくくつろいで待っているとちゃんぽんが運ばれてきました。
野菜たっぷりでとろみのあるやさしい味がやわらかめの麺に絡んでとても美味しかったです。
いつまでもあって欲しいなと思う店でした。ごちそうさまでした。
都井岬で野生の馬に出会う
都井岬へは一本道になります。
その道の入り口に「駒止の門」という名のゲートがあり、そこで車1台400円の通行料を支払います。
キケン、かまれるぞ! あばれるぞ!という注意書きが書かれた紙を渡されました。
野生馬は凶暴なのか?そもそも馬はどこにいるのか?見ることができるのか?
いろんな意味でドキドキしながら先に進みます。
まずは地図に絶景POINTとある夕日広場にむかいます。
絶景でしたー!見晴らしがよくて気持ちの良い場所です。
ベンチと簡易トイレもあるのでピクニックポイントとして最高です。残念なのは駐車場がなく、道路わきの駐車できるスペースに車を停めるしかないということです。
振り返るとなだらかな丘陵地となっていて、馬がいましたー!
野生の馬の生息地とはいっても、そんなに簡単に見られるものじゃないと思っていたので驚きというか拍子抜けというか、いやでも嬉しいです。
丘陵地は「小松ヶ丘」といい、ここも絶景POINTとして地図に載っています。
丘陵の上には展望スポットになっていて歩いて入っていくことができました。
馬たちが草を食む中を歩いて行く。ちょっと面白いです。
馬たちは歩いてくる人に対して特に驚く様子もなく、穏やかに、マイペースに草を食んでいます。
なだらかで気持ちの良い丘陵ですが、足元をよく見るとたーくさんの馬糞さんたちがコロコロ転がっていました。
急斜面の上の方で馬が排泄すると、斜面を馬糞がコロコロコローって転げ落ちてきたりするのでちょっとだけ注意してくださいね。
丘の上は反対側の海も見えて大展望です。
絶景を見ながら野生の「御崎馬」を間近で見ることができるここはめちゃくちゃ癒しの場です!
見どころたくさん都井岬
「観光交流館パカラパカ」
その手前で、車の中からも野生の馬に出会えちゃいました。
馬はいろいろな場所に現れるようです。あっちこっちに転がっている糞が証拠です!
パカラパカは観光案内所のようなところなのかと思いましたが、どちらかというとおしゃれなカフェのようです。
入り口には現在の野生馬の生息数が記してありました。111頭だそうです。
こちらの建物の一角にかっこいいシアターコーナーがあり、そこで上映されていた映像がよかったです。お時間のある方はぜひ。
カフェコーナーは海を見渡せるゆったりとした造りになっていて、窓辺のソファに座って美味しいものを食べながらぼーっと過ごせたら最高だろうなと思える空間でした。
お食事メニューやスイーツメニュといろいろありましたよ。
土産物の販売もしていました。
「御崎神社」
航海安全と縁結びの神様が祀られているそうです。
大海原のすぐそばにあります。
ソテツの自生の北限の地だそうで、ソテツに囲まれた階段を海に向かって下りていきます。
北限のソテツに囲まれた南国のようなそこはちょっと不思議な雰囲気が漂っていました。
近づけない崖の上に祠があるのが見えるのですが、どうやって建てたのかが気になります。
「都井岬灯台」
九州でただひとつ中に入れる灯台です。
灯台自体はそれほど背の高いものではありませんが、正面の階段とそれを囲むソテツが白い灯台を彩っています。
灯台の階段というと、狭くて小回りして登っていく印象ですが、この灯台の階段は広くて普通の階段と変わりませんでした。
灯台の中で見かけたこちら、とっても気になりました。どういうことでしょうかね?
「フルイバケツ」??それほど古いものには見えませんが...
この灯台は中間にテラスを備えたおしゃれな造りになっています。
天候が悪い日には灯台の中に入ることはできないので、微妙な日は確認してから行くといいですね。
道の駅なんごう
都井岬から道の駅なんごうへは地図をみると海沿いを行きますが、現在工事中です。迂回路がきちんと用意されているので案内に従って進めば大丈夫です。
「道の駅なんごう」海を見下ろすことができるちょっと高いところにあります。
閉店間際に着いたのですが、ソフトクリームの販売はまだしていたので、マンゴーソフトを購入しました。
寒かったのであまり食べる気のなかったMochiでしたが、マンゴーの味が濃くてとても美味しかったです。
海が見えるように外にベンチがたくさんあります。
デコポンや金柑、みかんなど様々な種類の柑橘類が販売されていたのが印象的です。
道の駅に隣接するように亜熱帯植物園があり、広い敷地に温室や遊歩道があるようです。
熱帯の花々が咲き乱れる季節に訪れてのんびり過ごすのもいいかもしれません。
北郷温泉 丸新荘
この日の温泉は、日南市にある「北郷温泉 べっぴんの湯の宿丸新荘」の日帰り入浴を利用しました。
- 営業時間9:00~21:00
- 大人ひとり 500円
利用しやすい時間帯と価格帯、そして「べっぴんの湯」という謳い文句に魅かれて行ってみました。
ちょうど竹灯籠まつりが開催されていて、旅館の入り口にとてもかっこいい竹灯籠がありました。
入浴後に写真を撮ろうかと思っていたのですが、もう消灯の時間のようで消えていました。
肝心のお風呂ですが、内湯と露天風呂があり、内風呂は温泉の成分で茶色くなって成分の濃さを感じさせてくれますし、露天風呂は十分な広さがありのんびりと入浴することができます。
本当に申し訳ないのですが、宮崎県にこんなに良い温泉があるなんて知りませんでした。
油津で車中泊
道の駅なんごうで車中泊の予定でいたのですが、温泉から道の駅まで車で30分、戻る途中で眠くなってしまい、油津の「油津波止鼻ひろば」の駐車場になるのでしょうか。ちょうど良さそうだったのでこちらで車中泊しました。
駐車場には特に線は引いていないので端の方に駐車しました。
トイレは新しく建てたばかりのようで、とても綺麗でした。
暖房便座が嬉しいです。
他に車はなく、静かな夜でぐっすり眠ることができました。
夜9時半くらいから朝7時すぎまで利用させていただきました。
近所の子供がスケボーで遊んでいたり、朝は犬の散歩をしている人がいたりとのどかな場所です。
とても良い駐車場でしたが、ここ車中泊に良いですよーと大きな声で言うのはちょっとためらいがあるかなという思いもあります。
まとめ
- 動物が好き、馬が大好きという人にはぜひ訪れてほしい「都井岬」
- 野生馬には100%会えると思いますよ。
- あまり近寄りすぎず、静かに見守りましょう。
- 絶景が好きな人にはぜひ訪れてほしい「都井岬」。気持ちのいい場所ですよ。
- おしゃれなカフェでのんびり過ごしたい人にぜひ訪れてほしい「都井岬」の「パカラパカ」
- 都井岬は駆け足で巡るよりも、のんびりしに行くくらいの気持ちでぜひ。
- 北郷温泉には丸新荘さんの近くにもう一軒別の宿もあります。
- 北郷温泉には足湯もあります。
- 道の駅なんごうと北郷温泉の間には日南の市街地があるのでなんでも揃います。
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