加水分解で内側のコーティングがベトベトになった登山用ザックを洗ってみた

問題のザックはドイターの60ℓのものです。

2気室で、本体の上部は巾着で雨蓋があり、左右に大きなポケットがあるようなタイプです。

Ankoがかれこれ20年ほど前に購入してから、旅行に登山にと愛用していたザックです。

しばらく使わない期間があり、しまい込まれていました。

久しぶりに引っ張り出して使ってみたところ、内側がなんとなくペタペタしていました。

何だろうと思いつつ、多少ぺたぺたする程度でしたので、しばらくはそのまま使用していました。

保管の際には新聞紙や乾燥剤を入れたりもしていたのですが。

大型ザックを使わない冬の間はしまっていて、暖かくなった次のシーズンに再び出すとベトベト感が酷くなり、中に入れた荷物にベタベタが付くようになってきました。一度付着するとなかなか取れず、黒いカスのようなものも付着するようになっていました。

どうやら内側のコーティングが劣化しているのが原因のようです。

硬く絞った雑巾で拭き取ろうと試みましたが、あまり効果がないようです。

洗濯用の洗剤を浸した雑巾で拭き取ろうと試みましたが、うまくいきません。

ザック自体はしっかりした造りで、気に入っていることもあるので、Ankoは中にごみ袋を入れてしばらく使っていましたが、その袋も内部でペタペタと張り付いたりするので使い心地はよくないようです。

調べてみると重曹で落とせるかもしれないということで、ダメもとで試してみることにしました。

はじめに

ザック内部のベタベタはコーティングの劣化が原因です。

コーティングとは、これまで防水の機能を果たしていたコーティングなので、除去すると防水加工は失われますが、ベタベタしている時点でもう劣化しているので防水という点はあきらめましょう。

ザックにレインカバーが付属している場合は、洗う前に外しましょう。

まだ使えるようなら、ザックを洗った後に再度取り付けます。

ベタベタと劣化しているようなら、市販のザックカバーを購入して使うことをおすすめします。

用意するもの

バスタブ(洗うものが小型なら”たらい”などでも。)

重曹 600グラム~1㎏くらい

たわし、いらない歯ブラシなどこすり落とすもの

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洗い方

バスタブにザックが浸るくらいのお湯を溜めます。

残り湯でもかまいません。ぬるま湯で大丈夫です。

そこに重曹を入れてかき混ぜます

重曹が溶けたらザックを浸します。

除去したいベタベタはザックの内部なので、ただ浸すのではなく、バケツでやるようにザックでバスタブの重曹液を汲むようにします。

小さなポケットや雨蓋のチャックも開けて重曹液にしっかり浸かるようにします。

ザブザブとある程度しっかり浸したら、3時間から一晩ほどそのまま浸けておきます。

今回洗ったザックは黒い生地に黒いコーティングだったようで、時間を置いた後みると、重曹が溶けて白っぽかった重曹液は黒っぽくなっていました。黒っぽいカスが浮いているのも見えます。

再びザブザブとザックを重曹液の中で揺り動かすと、液の色がどんどん黒くなってきます。

コーティングが取れている証拠です。

それでも、大きなザックの底の方や、縫い目の周りなどはまだまだコーティングが取れていないようなので、たわしや歯ブラシでこすって落としていきます。

ザックが大きいのと、生地が厚手なこともありなかなか落ちにくかったのでここでバスタブの栓を抜いて、新しくお湯を入れて重曹を入れてかき混ぜて再度3時間ほどおきました。

3時間ほどおいてからまた、たわしでこすって落としていきます。

大型のザックだとなかなか大変な作業になりますが、がんばりましょう。

こすり落としたカスがポケット等に残ったままだと、またベトベトして気持ち悪いのでしっかりとすすぎます。

よーくすすいだら日陰でじっくりと乾かします。

べとついていたコーティングを洗い剥がしたザックは、ちょっとだけ生地が薄く軽くなったように感じます。

すっきりしたザックは、防水効果はなくなったものの、また気持ちよく使えるようになりました。

まとめ

気に入っていたザックが経年劣化でべとついてきたら、重曹で洗ってさっぱりさせましょう。

防水性はなくなるけれど、まだまだ山で使えます

失った防水性は、防水スプレーやレインカバー、ザックカバーでフォロー。

重曹に浸してしっかりこすり洗いしたザックは、べとつくことなく再び快適に山で使うことができました。

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