2019年から2020年になる年末年始のことです。

いいね!でもまたレンタカーなのかな。やっぱりNBOX+が快適でいいんだけどな。

そうだね。じゃあ、車も一緒にフェリーで行こう!
Anko&Mochiは前年とその前年も九州へ行っているのですが、その時は飛行機で行きレンタカーを借りて車中泊旅をしました。
やはり乗り慣れたNBOX+の快適さにはかないません。
もくじ
カーフェリーどこからどこへ?
九州へフェリーで行くといっても、本州といつでもどこでも行けるというわけにはいきません。
大阪と神戸からそれぞれ九州行きのフェリーがでています。
フェリー会社は
「さんふらわあ」・・・鹿児島県の志布志、大分県の別府。神戸から大分
「阪急フェリー」・・・ 福岡県の新門司。神戸と新門司
「名門大洋フェリー」・・・福岡県の新門司
夕方出港して、一晩かけて目的地へ向かい、朝到着するというタイムテーブルでそれぞれ運航しているようです。
鹿児島方面はあっちこっちだいぶ回ったので、今回は新門司行きのフェリーを予約することにしました。
既に予約はかなり埋まっていて、HPで空き状況をみて「名門大洋フェリー」の「ツーリスト」という客室を予約しました。
車1台と同乗者1名という内容です。ドライバーは車1台に含まれています。
予約はどうやら客室の、ファーストなどの「良い部屋」から埋まっていくようです。
日程が決まって目当ての客室がある場合は早めの予約をおすすめします。
Anko&Mochiが予約した「ツーリスト」は大部屋です。部屋というより、2段ベッドのひとつのようなところです。楽しみです。
名門大洋フェリーの「きたきゅうしゅうⅡ」 乗船当日
「名門大洋フェリー」のHPから予約をするとスマホに予約確認書が送られてきます。
必要事項をすべて入力しておくと当日必要なQRコードも送られてきます。
名門大洋フェリーの大阪の発着場所は南港です。
当日は乗船の60分前までに乗船する車専用の駐車場へ着いておきます。
案内にしたがって順番に車を停めて、受付開始までまだ時間があったので徒歩で近くのコンビニにお菓子を買いに行ったりして待ちました。
受付は窓口まで車検証を持って行かないといけないのかと思っていたのですが、車に2人で乗ったまま、まわってきた係の人が機械でスマホに表示したQRコードをピッと読み込んで乗船手続き完了です。
驚きです!画期的です!
ドライバー以外は歩いて乗船するのかと思っていたのですが、2人で車に乗ったまま乗船できました。
車に乗ったまま、受付、乗船までできるのでとても楽ですし、乗船するときのワクワクを一緒に分かち合いながら行けるのが楽しいです。
前の車に続いて案内されるがままにフェリーの中を運転していくのですが、当たり前ですが広いんですよ。船の全長は183mもあるそうです。スロープを通って上の階に行き、まるで立体駐車場です。
Anko&MochiのNBOX+が最終的に止めるように指示されたのはなんだか斜めな中途半端な場所です。えっここでいいの?と思いましたが、さすがプロの案内です。下船と時にここにこういう風に停めた理由がわかりました。さすがです。

乗船したらおどろいた
車を停めたらフェリーで必要な荷物だけを持っていざ船内に行きます。
フェリーが出航すると車に来ることはできなくなるので、フェリーで必要なもの、着替え等だけをまとめた荷物を用意しておくと船内への移動がスムーズです。
車を降りて船内に向かうと、驚きました。
車を停めたのと同じフロアに船内への入り口がありました。

車は下のフロアで、階段をあがって上のフロアに行くイメージだったので、しかも、たまたま車を停めた場所からすぐに船内への入り口があったことに驚きました。
重たい扉があるわけではなく自動ドアで、しかも6階って。

予想外の階数に驚きました。
乗船中はここが1番下のフロアという認識になります。全部で3階建てと屋上です。
乗船したのは「フェリーきたきゅうしゅうⅡ」、新造船からまだ4年ほどのきれいな船です。
明るくてきれいなロビーがあります。
図らずもこの日はクリスマスイブです。

まずは今夜泊る部屋へ向かいます。散策は荷物を置いてからです。
廊下はとてもシンプルで無機質な感じです。

きたきゅうしゅうⅡのツーリストベッドは、2人組にちょうどよかったです。
2段ベッドですが、上段と下段で入り口の向きが異なる造りになっているので、2人組で向かい合わせのベッドだとプライベート空間なかんじがあり落ち着きます。

2段ベッドが並んでいるというかんじではなく、まるで個室がたくさん並んでいるようです。
ベッドの場所については、予約した時に届く予約確認書で既に指定されています。番号に注意してから荷物を置きましょう。
このときは室内は満室ではなく、、乗客の皆さんのマナーもよかったので終始とても静かでした。
名門大洋フェリー 出航~航海中の船内のお楽しみ
フェリーにの乗船して、船内で一晩過ごす。そんなときの楽しみのひとつはやはり食事です。
フェリーにはレストランがあり、夕食バイキングがいただけます。出航時刻は19:50ですが、船内のレストランは19時から営業します。

広くて明るいレストラン。奥の壁面いっぱいの夜景の画には疑問と違和感しかないけれど、バイキングは品数が多くて美味しかったです。わがままを言いますと、この日はクリスマスイブだったので、なにかクリスマスメニューがあったら嬉しかったですね。

レストランを利用せずに、好きなものを買い込んできて乗船口のところのカウンタースペースで宴会をしている人もいました。それも楽しそうです。
自動販売機コーナーにはカップ麺も販売していますし、給湯器もあります。
船内で一番クリスマスを感じることができたスポットはここです。
船長さん?の衣装を着て撮影できるコーナーがあり、ここだけ賑やかにクリスマスでした。

大阪南港から新門司へは瀬戸内海を航海していきます。
瀬戸内海といえば、四国と本州を結ぶ橋が3本架かっています。来島大橋、瀬戸内海、明石海峡大橋と、どれも四国に行った際に渡ったことがある思い出の橋です。下から見上げるなんてなかなかできないのでぜひ見たいと思っていたところ、船内に通過時間の案内がありました。

そりゃそうですよね。出航が19時50分だと、橋を通過するのは深夜です。睡眠をとります。
最初に通過する明石海峡大橋は絶対に見ないと!とデッキに出ました。

橋はライトアップされていました。明石の夜景と相まってきれいです。見ていると色が変わるんですね。でも風が冷たくて寒いです。
しばらく甲板でうろうろ遊んでいたら冷えてしまったのでお風呂であったまりましょう。

フェリーには展望浴場という名の大浴場があります。
海に面して窓があるので展望風呂なのですが、夜の航海なのが残念です。外は暗くて窓に映る自分の顔が見えるだけです。窓の近くでよく見ると時々小さな船の明かりが見えます。漁船でしょうか。ぜひとも明るいときに入ってみたいです。
浴場には洗い場と湯船のあるお風呂コーナーのほかに、鍵付きのシャワーブースが並んでいるコーナーがあります。大浴場はちょっとという人はそちらを利用するとよいでしょう。
このフェリーで便利でいいなと思ったのが、トイレの手洗い場にもドライヤーがあるんですよ。

朝、ちゃちゃっとヘアセットをするのに便利ですし、入浴後に脱衣所のドライヤーが混雑しているときにこちらを使うのもアリです。
展望浴場は夜に入浴したときは数人しかいなくて空いていましたが、朝風呂にいったら混雑していました。到着に合わせて起きる時間もだいたい似たようになるので、あるあるですね。
しかし、朝風呂も日の出前に入ってしまったので外は暗かった・・・。
全く揺れを感じないので船ということを忘れます。
夜はカプセルホテルのようなプライベート空間でゆっくりぐっすり眠れました。
新門司港に到着
到着予定は朝8時30分です。
朝日を見ようとデッキに出ました。

うっすらと雲があってはっきりした朝日は見られませんでしたが、船の上で朝の空気で深呼吸するのは気持ちがよかったです。
朝食は、昨夜の夕食の際に「夕食バイキングと朝食バイキングのセット券」で購入していたので、チケットを持ってレストランで朝ごはんです。
内容は、まあ、ふつうによくありそうなやつです。サラダとフルーツが嬉しかったです。

朝食後はデッキをうろうろ散歩します。九州がもう目の前です。
北九州空港も見えました。
目的地方面にはうっすら雲があります。
定刻の8時30分に到着とのことですが、下船の案内は船が着岸してからです。
車が通るスロープが見えます。間もなくですね。

そろそろ下船のアナウンスがあるかと思い、部屋に荷物を取りに行こうとしたら、下船口に向かってすでに行列ができていました。
荷物を持って列に着くとすぐに下船開始です。
下船時も車に全員乗りこみます。
係の人の指示に従って出発を待ちます。
きちんと計算されて駐車してあるので順序良くスムーズに発進していきます。
Anko&MochiのNBOX+がおかしな位置に駐車したのもスムーズに発進していくためでした。
先ほど上のデッキから見たスロープを通って、ポイッと吐き出されるようにどんどん車が出ていき、何の余韻もなく道路へ流れていき、そのまま九州旅のスタートです。

九州行きフェリーまとめ
- 九州へ行く手段としてフェリーを利用するのは大いにアリ!
- 九州までは3社がフェリーを運航している。
- 3社ともそれぞれターミナルがあるので、間違えないように。
- フェリーの予約はランクの高い部屋から埋まっていく。
- 大部部屋に抵抗がある人にも、きたきゅうしゅうⅡのツーリストベッドは快適ですよと伝えたい。
- フェリーに乗る際は必要な荷物だけを持っていくようにあらかじめまとめておくといい。
- フェリーが出航すると車には行けません。
- 天候にもよるのだろうけど、瀬戸内海航路は揺れがほとんどなかた。
- Anko&Mochiは実は船酔いしやすいが、快適に過ごすことができた。
冬休みはまた九州に行こうか。