金時山から箱根外輪山プチ縦走

訪れたのは2021年12月4日

もくじ

ルート概要

金時神社入り口から金時山山頂→長尾山→乙女峠→丸岳→長尾峠→芦ノ湖展望公園→桃源台(箱根ビジターセンター)に下りてくる周遊コースです。

コースタイムは約5時間40分です。

金時山登山口まで

この日は桃源台の近くにある箱根ビジターセンターに車を停めて、金時山の登山口となる金時神社入り口までバスで移動しました。

利用したバスは「小田急箱根高速バス」「箱根線」です。

高速バスですが、箱根のあたりでは路線バスのように利用することができます。

実際に乗車したのは「公園管理事務所」バス停から「金時神社入口」バス停までです。

始発便の桃源台発7:30で公園管理事務所前は7:31です。金時神社入口には7:43に着きます。

乗車時間は短いですが、大型観光バスで乗り心地がいいので寝過ごさないように注意しましょう。

寝過ごすと新宿まで行っちゃいます。

料金は片道470円(運賃前払い)でした。

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金時山登山口

金時神社の入り口には、有料(1日800円ほど)の駐車場ときれいなトイレ、飲み物の自動販売機があります。

以前は無料の駐車場だったように思いますが、登山口と道を挟んでゲート付きの駐車場ができていました。

登山口のトイレ

ただ、ゴルフ練習場の駐車場には「登山者駐車場ではない」と大きく書いてあったので間違えて停めることのないように中止しましょう。

少し登ると金時神社があります。

鶏がたくさん放し飼いにされていて、朝ということもあり元気に鳴いていて賑やかです。

金時山へ

金時神社でお参りしたらいよいよ登山道になります。

よく整備されていて歩きやすいです。

「金時手毬石」は地味な存在でしたが、「金時宿り石」は大きくて迫力があります。

金時宿り石

どうしてみんな棒を立てるんだろうね、なんて言いながらMochiも1本…。

ところどころに標識もあり、登山道は迷うようなところもなく山頂へと続いていきます。

高度を上げていくと、木々の隙間から今日歩いていく山並みが見えてきました。

見えてる山の稜線を桃源台まで歩きます。ワクワクしますね。

この日歩く外輪山

まずは金時山登頂です。

金時山山頂

人気の金時山です。登山口も複数あるので山頂はたくさんの人で賑わっていました。

金時山山頂

金時山の山頂には「金太郎茶屋」「元祖金時茶屋」の2軒の茶屋があり、有名な「金時娘(もうかなりご高齢のはず)」のお店は「元祖金時茶屋」です。今回はどちらのお店も混雑しているようだったので入りませんでしたが、うどんやなめこ汁、おしるこなどいろいろあるようです。

その2軒の間に有料トイレがあります。

金時山から乙女峠

金時山の山頂からは長尾山、乙女峠方面へ進みます。

山頂からしばらくは急なところもあります。一歩一歩注意しましょう。

長尾山が近づくとスキップできるほど平坦な道になります。途中、展望スポットがあります。

長尾山の山頂は広くて平坦です。といっても木々に囲まれて展望はありません。

広いので、レジャーシートを広げてのんびりするにはいい場所かなと。

そこから更に下っていくと乙女峠に出ます。

乙女峠登山口や乙女口からの合流地点となります。

乙女峠には展望台が設置してあるので、それに登ると富士山がよく見えます。

狭い展望台なので順番に。

乙女峠から長尾峠

乙女峠まではたくさんの登山者とすれ違い、賑わいがありましたが、乙女峠から丸山方面の登山道に入るとぱたりと人がいなくなり、静かな山歩きになりました。

登山道を埋め尽くす落ち葉をサクサクと踏みしめながら歩いて行きます。

木々の隙間からときどき、右手に富士山、左手に大涌谷方面が見えたりするので楽しいです。

丸岳の山頂のちょっと手前から

富士山がよく見えるのは丸岳のやや手前です。

丸岳の山頂はこの電波塔が目印です。

丸岳にはとくに山頂標識がなく、標識の棒の部分に控えめに書かれている程度でした。

電波塔に近づくことはできませんが、登山道の脇にピクニックテーブルが二つありました。

この時は先客がいらしたので、ここでの休憩をあきらめて展望櫓を目指すことにしたのですが、これが失敗…。

丸岳の山頂からほんの少し下ったところ、ここがこの日一番の絶景ポイントでした。

丸岳山頂近くが最高

芦ノ湖方面が爽快に見渡せる場所です。

展望櫓まではここから先どんどん下っていきます。

それでも「富士山が一望できる」とあるので期待をしていましたが、実際は展望櫓はそれほど大きなものではなく、富士山はそこに登ってようやく見える程度。がっかりポイントでした。

仕方ないのでその下にシートを広げて休憩しました。展望は何もなしです。

展望櫓

ここから更に下っていくと長尾峠があります。

分岐の標識がありますが、それ以外に特徴はなく地味な峠です。

長尾峠から芦ノ湖展望台

細い竹のトンネルのような道が続きます。眺望はありませんがこれはこれで楽しいです。

そんな道の途中、ひょっこりとトイレの案内があります。

実は竹の壁の向こうは箱根スカイラインが通っていて、その料金所のところのトイレに通じているようです。使いませんでしたが綺麗なトイレらしいです。

トイレの標識を通り過ぎて、竹のトンネルをどんどん歩きます。

こまかなアップダウンがつづきます。

登った先の右手に広くて休憩に良さそうな場所があります。が、ここは展望がないのであまりおすすめしません。

もう少し歩いて「富士見ヶ丘公園」まで行きましょう。

冨士見ヶ丘公園

ドーンと富士山を正面に見ることができる素晴らしいロケーションです。

休憩するのはぜったいにここです。

箱根スカイライン沿いにあるので、車でのドライブの途中にちょっと立ち寄ることも可能です(ちゃんとした駐車場はないようです。ちょっとだけ登ります。)

ここで大の字に寝転がったらとても気持ちよかったですよ。

ちなみに、芦ノ湖は見えません。

存分に富士山を堪能したら芦ノ湖展望公園へと向かいます。

富士見ヶ丘公園からは下りになります。

芦ノ湖を正面に見ながら進んでいくと、湖尻水門への分岐がありますが、芦ノ湖展望公園はすぐそこなので立ち寄ります。

ここも箱根スカイライン沿いで、駐車場が整備されてるので車やバイクの出入りが多くてあまり落ち着くところではありません。

芦ノ湖は綺麗に見えます。

下山開始、湖尻水門まではあっという間でした。

下山後は右手に湖尻水門、左手に歩いた稜線を見ることができます。

湖尻水門
歩いた稜線

まとめ

  • 今回は箱根ビジターセンターに駐車しましたが、時期によっては混雑すると思うので、その際は金時山登山口の駐車場を利用して、最後にバスを利用する方がいいかもしれません。
  • 小田急箱根高速バスの予約は不要でした。
  • 金時神社の登山口から乙女峠までは多くの登山者が歩いています。
  • 乙女峠から先は歩く人はとても少なく、静かな山歩きができます。
  • 登山者よりもトレランの方が多いかもしれません。
  • 今回のルート上、トイレは登山口、金時山山頂、長尾峠の先のトイレ標識の先の3箇所です。

箱根で車中泊

深夜に箱根ビジターセンターに到着し、そこで車中泊しました。

屋外トイレがあり、バリアフリー用は夜間でも電気がつきました。

箱根ビジターセンターでは箱根の自然に関する展示や資料があるので、興味深いです。

金時山のバッジは山頂の小屋で買えますが、ここで販売されている芦ノ湖と富士山がデザインされたものもいいですよ。