訪れたのは2021年2月7日
前日に富士見台高原でスノーシューをした翌日、また別の山に登ってピクニックをする予定でいたのですが、Mochiがこんな状態になってしまったので予定変更です。
靴を履きたくないMochiはサンダルで行動することにしました。
行きたい!そうしよう!
のんびりまったり車中泊の予定でいたんですけどね。夕食を食べながら翌日の予定を話しているうちに、そこから2時間ドライブした先にある善光寺を訪れることにしました。
もくじ
松代サービスエリアで車中泊
善光寺まで夜のドライブです。
夜10時、善光寺まであと少しのところでもある松代サービスエリアをこの日の車中泊場所とします。
眠るときは冬の車中泊装備で眠ったので全く寒さを感じなかったのですが、翌朝目を覚まして外に出てみると車が凍っていました。この時の気温は-3℃でした。
実はこのとき、早朝5時半にアラームで目を覚まし、善光寺のお朝事に行こうかと思ったのですが、眠くてゴロゴロしていたいという気持ちが勝って二度寝をしてしまいました。
以前、夏の善行寺に来たことがあるのですが、その時にお朝事に参加して、その時に「お数珠頂戴」で尼さんに頭をポンとしてもらったことが非常に良い思い出となっており、Mochiの中でいつかまた!と思っていたのですが、冬の朝はなかなか布団から出られない人となってしまい・・・。
結局、現在はコロナのアレで「お数珠頂戴」は行われていないということなので、Mochiの中では今回二度寝してお朝事に参加しなかったことには、なんの問題もありません。
リニューアルしたSAのトイレと寒い地方のトイレは特に、暖房が入って暖かかったり水道からお湯が出てくるようになっていたりと嬉しいシステムで助かります。
身支度を整えている間に車の氷も解けたので善光寺に向かいます。
天気は良さそうです。
冬の善行寺参り
善光寺のすぐ近く、2時間500円の善行寺大本願南駐車場に駐車しました。仲見世通りがすぐ近くなのでとてもおすすめの駐車場です。トイレもあります。
朝8時を少し過ぎた頃、まだ仲見世のお店は開店準備中で、参拝客もまばらな静かな時間です。
善光寺の境内へは無料で入れるのですが、この日は本堂の内陣(畳敷きの間)にあがれて、お戒壇めぐりができる券と、山門の2階へ登楼できる券、経蔵への参拝、そして善光寺資料館に入れる券がセットになった共通券を購入しそれぞれ拝観して周りました。
お戒壇めぐりは、以前来たときもしたように思うのですが、なんでしょうね。真っ暗な中を歩いたと記憶していたのですが、今回はなぜか足元をほの明るく照らしてくれるようにキャンドル(風のもの)が置かれていて、なんだかなあと思ってしまいました。なにか問題やらクレームやらでもあったのでしょうか?
やたらとクレームを言う人にもどうかと思いますが、クレームに対していちいち対応してしまうのもどうかと思ってしまいます。(除夜の鐘がうるさいと言われたから止める。みたいなこと)
重要文化財の経蔵は「輪蔵(りんぞう)」と呼ばれる書庫があり、仏教経典のすべてを網羅した一切経が納められているそうです。この輪蔵を回すことによりその一切経を読んだのと同じ功徳が得られると言われています。実際に回してその重みを感じることができるのが面白いです。
山門の2階も景色が眺められることもそうですが、有名な「鳩の額」をすぐ近くで見ることができますし、昔の人の落書き?がなかなか面白いのでおすすめです!
資料館もひとつひとつ興味深いですし、せっかく善光寺に来たのなら共通券を購入してじっくりと見て回ることをおすすめします。
ただ、お寺なので当たり前ですが、板張りの床はとても冷たいですし、今だと換気のために冬でも扇風機が回っていたりするので、暖かい服装と厚手のソックスを履いていってください。足が冷えます。
善光寺の門前に贅沢な絶品スイーツあり!!
昨晩、松代SAまでの移動中にAnkoが「美味しいモンブランの店があるみたいだよ。10時に開くようだよ。」という情報をMochiに聞かせたことも、お朝事のために起きることができなかった要因のひとつでもあるのですが・・・。
その店は「山門と「仁王門」のあいだの仲見世通りにあります。
10時を少し過ぎてしまい行列ができているのではと思いましたが、この日は大丈夫でした。
店内の奥にカフェスペースがありますが、それほど座席の数は多くはありません。
でもシンプルで居心地の良さがあります。
注文は売店のレジでしてから席に着くスタイルです。
ドリンクとセットで¥1400です。ちょっと大きめのモンブランなので2人でひとつをシェアしようかと思っていたのですが、これを楽しみにしすぎて朝食を食べていなかったので、ひとりひとつ注文しました。
わさわさわさーっともってあるモンブランペーストはなんと注文を受けてから絞るというこだわりのもの。
ふわっと軽ーい口当たりからひろがる栗の風味がたまりません。
そしてたっぷりの栗ペーストの奥にはサックサクの・・・・・もう、ぜひ実際に食べに訪れてください!美味しいですよ!ちょっと高いなとも思いましたが、このボリュームならまあそうかと納得できます。
何かで「賞味期限30分のモンブラン」という紹介をされているのを見たのですが、そのときは長野だしなかなか機会がないだろうなとあきらめの気持ちでいたのですが、意外と早くこのモンブランを食べることができてもう感激です。
9月から2月までの期間限定商品です。
「里の菓」というお店なのですが、じつは伊那に本店があります。道の駅いいじまのお隣にあります。
伊那にはSサイズとLサイズのモンブランがあるようです。
善光寺の店にはLサイズしかありませんでした。ほかにも栗を使ったスイーツをいろいろ扱っているので目移りしてしまいますよ。
雪の戸隠神社へ
善行寺から戸隠へは「戸隠バードライン」という道を通りました。
この道は大型車は通行不可で途中「七曲り」というくねくねした急な坂を上っていくのですが、(道路に〇が描かれる程の急な坂です。わかりますかね?)この日は道に雪が無かったので良かったのですが、凍結していたら怖い道だなと思いました。
まずは「中社」にお参りです。
道路に雪はなかったものの、神社脇の駐車場へとハンドルを切ったら急に地面が真っ白になって氷の世界の様相になったので驚きました。一瞬焦りましたがこういう時のスタッドレスタイヤです。
ここで雪が舞い落ちてきて荘厳な雰囲気が更に素敵なものに。
あとで知ったのですが、冬のこの時期は「奥社」と「九頭竜神社」の神様もこちらの中社でお祀りされているそうです。
そのことに気づいていないAnko&Mochiは奥社を目指します。
奥社の参道入り口の横にある駐車場に車を停めました。暖かくてきれいなトイレがありがたいです。
駐車場の横の事務所では長靴の貸し出しもしていました。
Mochiはここまでサンダルでいたのですが、さすがに足元が危ないので靴を履きました。靴擦れは痛みましたが、雪道の足元に注意して歩いているうちに痛みを忘れてしまいました。
参道の入り口から奥社まで、まずは中間地点の随神門まで行ってみることにしました。
意外と観光客がいることが意外でした。案外皆さん普通の靴で来ているようです。
真っ白な雪の中に佇む随神門、赤色が映えています。
ふわっと舞い降りてくる雪の中、サクサクと雪を踏みしめながら歩く。ふだん雪のないところに住んでいるともうそれだけで楽しいです。
随神門までくると、注意書きの看板がありました。
足元に注意しつつもう少し先まで行ってみました。
杉並木が雪の中で美しくて、夢心地で歩いていましたが、随神門まではフラットだった道はだんだんと傾斜が出てきました。
夏に来たときの記憶をたどって、たしかこの先には階段があったなと思っていたのですが、すべて雪に埋まっていて、雪の斜面になっていました。
雪に埋もれた社務所の屋根が見えてきたあたりから傾斜が大きくなるので足元要注意です。
手水舎には逆さつららができていました。どれだけ成長していくのでしょう。
奥社の鳥居も埋もれていて、くぐって入りました。
まさか雪のある時期に来るとは思っていなかったので感激です。
奥社を見下ろしてしまうほどに雪がありました。
ここまで来ることができたことに感謝しつつお参りしたのですが、このとき神様はこちらではなく中社にいらしたようです。
帰りは下りなので滑らないように集中して歩きます。
真ん中はツルツル気味なので端を歩くと良かったです。勢いよく真ん中を歩いてきた人が目の前で派手に転んでいました。気を付けましょう。
雪の中をただ歩いているだけで楽しい!それが雪なし県に住む者の実態です。
絶品の戸隠そば
戸隠には蕎麦屋がたくさんあります。「戸隠そば」と呼ばれ有名だと思います。
秋に収穫された新そばが冬の寒さで熟成されて実は冬が一番そばの美味しい季節だそうです。
冬でも開いているそば店はたくさんあるのでぜひ。
窓の外に降る雪を眺めながら食べたざるそば、とっても美味しかったです。ごちそうさまでした!
まとめ
- 冬の善光寺参りは寒いので暖かい服装、特に厚手のソックスを履いていくことをおすすめします。
- 早起きしてお朝事に参加してみるのもおすすめです。
- お朝事の開始時間は季節(日の出に時間)によって変わるので行く前に確認しましょう。ちなみにおの時期は7時からでした。
- 善光寺参りをしたらぜひ、極上のモンブランをいただきましょう。
- 戸隠までは急な坂道もあるので、道路状況、運転の腕、車の性能、無理のないようにいきましょう。
- 戸隠に行ったらそば屋でそばをいただきましょう。美味しいですよ。
- 戸隠神社、中社の駐車場は無料ですが、奥社の駐車場は有料でした。
- 帰りは靴擦れのヒリヒリがまた酷くなったので温泉はあきらめて帰宅しました。残念。
せっかくスタッドレスタイヤを借りてきたことだし、も少し北上して善光寺に行こうか?行きたがってたよね。