あ?本州の最東端は岩手県のトドケ崎だぞ。
な、なんてこった・・・。
ちなみに、最東端の扱いも本州、本土、日本で場所が違ってくるんだ。
なんだかややこしいね。
そんな感じで2017年と2018年の年末にAnko&Mochiは鹿児島県を訪れました。
もくじ
佐多岬を目指して海沿いドライブ
錦江湾に沿って大隅半島を南下していきます。
まずは「道の駅たるみず 湯っ足り館」に寄り道です。
こちらの道の駅には、たくさんの人が桜島を眺めながらのんびりできる長~い足湯があります。
また、日帰り温泉施設が併設しているので車中泊にもおすすめです。
Anko&Mochiが初めての鹿児島で最初に車中泊したのもここの道の駅です。
ただ、温泉の最終受付時間がちょっと早かったので時間を確認してから訪れてくださいね。
道の駅たるみずから少し走ると、正面に桜島が現れます!迫力がありテンションあがりますが、旅の序盤に噴煙の下をくぐったことでこの先灰を被った車でドライブすることとなりました。
道は海沿いで気持ちがいいです。
鹿屋市の海岸に荒平神社、通称?<菅原神社>が鎮座しています。
小さな神社ですがとても趣があり、場所柄海に関する神様が祀られているのかと思いましたが、学問の神様菅原道真公が祀られています。
お社に参拝するにはちょっとした冒険気分を味わえるのでぜひ立ち寄ってみてください。
いい気分転換にもなりますよ。
道路沿いに7台分の駐車場とトイレがあります。
佐多岬へ行く途中でランチ
味の大砲
2017年のときは根占の先にある台場公園を散策し、そちらにあった「味の大砲」でランチをしました。
店の雰囲気は高級な感じですが、刺身定食は1000円ほどと割とお手頃価格です。
刺身はもちろん小鉢などどれも美味しかったです。
開店してすぐの時間でまだ他にお客さんもおらず、座敷に案内されて錦江湾を眺めながらのんびりと食事をすることができました。
ときわラーメン
海鮮丼が目当てだったのですが、臨時休業でしたので近くの「ときわラーメン」に入りました。
ちゃんぽんを食べましたがとても美味しかったです。地元の方にも人気の店のようで満席でした。
ちなみに、道の駅根占をすぎるとコンビニなどはありません。ただ、ときわラーメンのある南大隅町にはAコープ佐多店があります。そこの集落を後にして国道269号線を少し進んで大きくカーブして山へと向かう道に入るともうお店などないと思った方がよいでしょう。ここまでに買い物や食事は済ませることをおすすめします。
いよいよ最南端の佐多岬
車の少ない、緩やかなカーブの続く道をどんどん走って行くと、佐多岬へと導くゲートが迎えてくれました。
このゲートの反対側に小さな簡易郵便局があって、2017年に立ち寄った際にそこの局員さんに「今日は屋久島とか全部見えたでしょう。ラッキーだねー!」と言われてハッとしたことがあります。実は曇り空で佐多岬公園の大部分は工事中で入ることができずに消化不良の気持ちでいたのですが、確かに島々ははっきりと輪郭が見えていました。そしてそれらを眺めながら「あれが屋久島であれが硫黄島かな」なんて話をしていました。でも実は島が見えるのは1年のうちでも数回しかないそうです。そんなことも知らずに残念な気持ちで島を眺めていたMochiはとても残念な人だったのです。
ゲートをくぐってしばらく走ると驚くべき標識がありました。
最南端を目指しているはずが、急に最北端を示す標識です。そう、「宗谷岬」を指しています。
なんてことでしょう。2700㎞先だそうです。いやいや、最南端を目前にして2700㎞は遠いわ。でもいつか行きたいところです。
そんな話をしていると、最南端の佐多岬に到着です。
佐多岬
綺麗に整備された駐車場とトイレがあります。観光案内所があり、中ではお土産のほかソフトクリームやコーヒーなどが販売されています。
駐車場にある展望台、もうここからの景色もいいんですよね。前回はここから屋久島などの島々が見えていましたが、この日は天気はいいのですが見えませんでした。
佐多岬の散策へ
駐車場までが車で行ける最南端です。ここから先は徒歩でまずは観光案内所となりのトンネルを通ります。
この日、トンネルをくぐった先にあったのはアスレチックのような階段です。まだ一部工事中なんですね。
山登りをしていると、たまに足場を利用した道ができていたりしますが山にあるそれよりよほど頑丈に造られていますね。
御崎神社
まずは、本土最南端の御崎神社にお参りします。
一帯をガジュマルの木に囲まれて南国ムードたっぷりです。大きく成長した木は不思議な雰囲気を醸し出しています。ついついぶら下がってみたくなります(やってませんよ)。
航海、交通安全、五穀豊穣、商売繁盛の神様がお祀りされているそうです。
灯台守の官舎跡地
散策していると灯台守の官舎跡地という場所にでました。
説明版を読んで驚きました。
なんと、灯台守が灯台を管理していた当時は灯台までのあいだにある島と島とをケーブルで繋いでいてしかもそこをゴンドラで行き来していたというのです!
にわかには信じられませんが、説明版に写真も掲載されているので間違いないでしょう。凄い技術です。あの島の間にケーブルを渡すなんて並々ならぬ苦労があったことでしょう。きっと観光地にあるようなしっかりしたものではなく、ちょっと危うげなものだったかもしれません。(ゴンドラに乗ってみたかったですけどね。)
残念ながら今ではもうその当時の面影もありません。本当に残念です。
現代の国内の灯台は自動制御になっていて海上保安庁が管理しているようです。それでも時々は灯台に行かなければならないことがあるでしょう。その時どのように行くのか興味がわきます。
佐多岬の展望台
白くて立派な展望台があります。灯台はもちろん開聞岳までも見えます。まだ工事中でしたがトイレも造っているようでした。
いずれは売店などできてソフトクリームなどの販売もされるのでしょうかね。
まとめ
- 佐多岬が近づくにつれてお店はなくなるので、Aコープが最終の店と思っておくのがよいでしょう。
- 佐多岬の駐車場には観光案内所と綺麗なトイレと大きなガジュマルの木があります。
- 佐多岬の展望台まで行く時間が無くても駐車場から見える景色も素晴らしいです。
- 佐多岬を散策するにはアップダウンもあり広いので、歩きやすい靴と1時間以上を確保しましょう。
日本最東端の犬吠埼がある千葉県に生まれ育ったから最南端にも行ってみたい!