「さつまいも」は好きですか?
ふかしいも、焼き芋、素揚げ、てんぷら、きんとん、スイートポテト、などなど、まだまだ無限のレパートリーをもつ魔性の食べ物。それが「さつまいも」ですよね。
数年前に高知県に車中泊旅に行きました。
目的のメインは道の駅をめぐってスタンプを押すことでした。
もくじ
夢の国かな「高知県」
「芋けんぴ」ってご存じですか?
さつまいもを細長く切って、油で揚げて砂糖をまぶしたものです。
芋の風味と甘さと程よい硬さが相まっておいしいんですよ。
そのときは愛媛県から南下して、道の駅を周っていました。
四万十川周辺から高知市内にかけてでしょうか。
気が付いたら、芋けんぴがたくさん販売されているんですね。
普通のタイプ、細切りのタイプ、塩味、とか、パッケージのサイズもさまざまです。
そしてその売り場には必ず試食が置いてあるんです。
いやいや、試食なのでそれにがっつくことはできませんし、マナーとしてダメです。
でも全種類、1本ずつならいいかなと思い試食しました。
そのなかでも細切りの塩けんぴがMochiのどストライクでしたー。
食べやすい細切りと甘さの中にある程よい塩気がめちゃくちゃおいしー!!
いくらでも食べられる。
そして気に入った芋けんぴを購入しました。
道の駅のスタンプを押して、買い物して、と用事を済ませて次の道の駅に行きました。
そうしたら、そこの道の駅でもまた、芋けんぴがたくさん販売されていました。
試食も数種類置いてあります。
そうしたら、芋菓子好きのMochiは試食せずにはいられません。
何度食べてもやっぱり美味しいんです。
また芋けんぴを買ってしまいました。もともと芋けんぴは好きな芋菓子のひとつではありましたが、久しぶりに食べたこともあり、あらためて芋けんぴの美味しさに気が付かされました。
スタンプ帳にスタンプを押して、買い物を済ませて、次の道の駅に向かいました。
そうしたらまた、芋けんぴが大量に販売されていました。試食もたくさんあります。
見たこともない1㎏入りの、マクラみたいなパッケージの芋けんぴに心を奪われつつ、Mochiはやはり試食に手をのばします。
芋けんぴの正体とは
はじめのうちは一緒になって試食の芋けんぴ手をのばていましたが、3件目となると、Ankoの目が冷ややかになってきました。
うわー! また油菓子に食いついてるー!!
は?何言ってるの?芋菓子でしょう!
大好きな芋菓子にたいして「油菓子」だなんて、ずいぶん体に悪そうな呼び方をしてくれるじゃないか。
ふふふっ バカなヤツめ よーく見てみろ。
よーく見ろとはどういうことだ?と思いながら手にしていた芋けんぴのパッケージをよく見てみると、そこには「名称 油菓子」と記載が。
名称が「芋けんぴ」でも「芋菓子」でもなく、まさかの「油菓子」とは!
たしかに油で揚げてある菓子ではあるけれども・・・。
ちなみに高知県の名物で「けんぴ」という菓子があります。
小麦粉がメインの材料で細長くて硬い菓子だそうです。
芋けんぴも、細長くて形状がそれと似ているから「芋けんぴ」という名がついた、ともいわれているようです。
「けんぴ」と区別するために「油菓子」なのでしょうか。
ここを「芋菓子」としておいてくれたらそうは思はないのですが、「油菓子」となると、響きにグッとカロリーを感じてきます。
いやいや、名称が変わったところでカロリーに変化はないのだけれどもね。
体重の増加を気にするお年頃のMochiの心に葛藤が生まれます。
「油菓子」をこんなに食べていいのか?こんなに買っていいのか?
このときの車中泊旅では、欲望にまかせてなかなかの買い物をしていましたが、なんだかんだ言いながらたくさん「芋けんぴ」を購入していました。
ちなみに、画像の左上の「みかん」と書かれているものが小麦粉の「けんぴ」のミカン味のものです。
まとめ
高知県、とくに四万十周辺から高知市にかけては「芋けんぴ」天国です。
芋菓子好きにはぜひ一度訪れてみてほしい地域です。
気に入った芋けんぴを見つけることができることでしょう。
試食がたくさんあるからといっても、マナーは守りましょう。
心の中でカロリーとの葛藤が生じたときに、つい強がって芋けんぴの製造直売をしている店に立ち寄らなかったことを、今でも激しく後悔しています。
きっと、そこには更なる夢の世界があったことでしょう・・・。
今ではスーパーで芋けんぴを購入する際、パッケージにある製造元が高知県の会社と確認するたびにニヤついていたりします・・・。
2021年現在はまだコロナで大変な状況なので、各店ともにAnko&Mochiが訪れた時とは違った販売方法となっているかと思います。世界が落ち着いたら、また訪れたいものです。
おまけ 各地で出会った美味しい芋菓子
芋けんぴ限らず、日本の各地にはさつまいもを原料とする菓子があります。
これらはその中のごくごく一部ですが、とっても美味しかったのでご紹介します。
高知県の南国SAで出会った「すういーと芋大福」です。
西山金時芋というこだわりの芋を使った濃厚なクリームをもちもち生地で包んだ大福です。そもそも餅菓子も大好物なので最高の組み合わせの一品です。
大分県で出会った「蜜衛門」です。湯布院の名物のようですが、購入したのは別府駅の土産物店です。
こういった芋菓子の餡にには白あんが使われていることが多いのですが、こちらはさつまいものみです。大分県産の紅はるかをたっぷり使ったこれはもう「さつまいも」と呼んでもいい菓子かもしれません。やさしい甘さについもう一つと手がでます。
画像がブレていますが、福島県の郡山周辺で出会った「いもくり佐太郎」です。
ダイオーという会社が製造、販売しているこの芋菓子。めちゃくちゃ和風な、古風な名前をしていますが、食べてみると、上品上等なスイートポテトのような味と、刻んで食感のアクセントとなっている栗が相まって、もうたまらない美味しさです!!
なかなか福島には行けないのですが、東京駅の近くにある福島県のアンテナショップでも販売されていたので、東京駅を通る用事があるときは、途中下車してダッシュで買いに行きました。
以前、四国にある石鎚山に登って山頂の山小屋に宿泊したときに、たまたまお話しした登山客の方が福島から来た方で、たまたま「いもくり佐太郎」を持っていてひとついただいたことは、忘れられない思い出です。あの時はありがとうございました!
はたしてこれを芋菓子と呼んでいいものか・・・。
でもとっても美味しかったのでご紹介します。
出会ったのは砂風呂で有名な指宿にある「山川砂むし温泉 砂湯里」です。
指宿の温泉街から離れている場所にあるこちらは、素朴な雰囲気で砂むし温泉としてもとーってもおすすめなんですが、砂むし温泉の施設の入り口に設けてあるこの「すめ」とよばれる温泉の地熱を利用した蒸し窯でセルフ販売している「蒸したさつまいも」がもの凄く甘くておいしかったのです。
料金箱にお金を入れて、大きなさつまいもを輪切りにしたものを自分で取るというこのスタイルも最高です。しかもこんなに大きくて美味しいのにひとつたったの50円。最高です!!
ちなみにこの「たまご」もまるでスモークしたような温泉の風味がついていてとっても美味しいです。
こういう美味しいものに出会える車中泊旅は楽しいものです。
まだまだ日本の各地にはおいしい芋菓子があるのでしょうね。
全国の皆さま、美味しい芋菓子、おすすめの芋菓子がありましたらどうか教えてください。
「さつまいも」大好きーー!!